科目名 |
教育哲学演習 |
クラス |
− |
授業の概要 |
教育学をめぐる様々なトピックのうち、統一テーマについて、各自が文献をもとにまとめ、発表してもらう。今年度のテーマは「なぜ私たちは学ぶのか」についてである。下記はそのバリエーションを例示している。 各自の発表までにレジュメを作成し、全員でそれについて議論する。最終的に発表と討論を踏まえたまとめ(論文)として2000から4000字で提出してもらい、受講生印刷して全員に配付する。 |
授業の到達目標 |
・教育哲学の思考様式を理解できる。 ・教育事象について教育哲学の観点から考察することができる。 ・教育事象について教育哲学の観点から討論することができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | オリエンテーション |
2 | 発表の方向を決めて、その準備を行う |
3 | 例「なぜ私たちはまなぶのか」発表会 |
4 | 例「小学生に勉強する意味を尋ねられたら」発表会 |
5 | 例「中学生に勉強する意味を尋ねられたら」発表会 |
6 | 例「高校生に勉強する意味を尋ねられたら」発表会 |
7 | 例「人類が学ぶ意味はなぜか」発表会 |
8 | 例「大学で学ぶということを経済的に考える」発表会 |
9 | 例「大学で教育学を学ぶ意味を考える」発表会 |
10 | 例「学校で役に立たない教科を学ぶ意味を考える」発表会 |
11 | 例「なぜ学校に行かなければならないのか考える」発表会 |
12 | 例「なぜ校則を守らなければならないのか考える」発表会 |
13 | 各自の発表や討論を踏まえての論文作成にむけて取りかかる |
14 | 各自の発表や討論を踏まえての論文を作成する |
15 | 教育学の可能性についてまとめる |
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テキスト・参考書 |
参考書:相澤伸幸『教育学の基礎と展開』(ナカニシヤ出版、2015年) その他の書籍については講義の中で紹介する。 |
自学自習についての情報 |
討論によって各受講生が内容を決め、それについてスライドを作成してもらい、発表する。 したがって、自発的に問題意識を持って、それについての調査と分析が必要となるので、教育学の基本的な知識は自学にて身につけておくこと。 |
授業の形式 |
演習 |
アクティブラーニングに関する情報 |
毎回、内容に関するプレゼンテーションとグループディスカッションを行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
討論における積極性+発表6割、最終論文4割 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
基本的には、前期の講義科目「教育哲学」を履修した3回生以上が受講できる。2回生での受講は不可。 教育哲学の分野で卒論を書きたい学生は、必ず3回生で履修すること。 問題意識によって内容の受け取り方が異なるようなので、卒論の前段階という意識を持つこと。 演習という性格上、希望者が多い場合は、人数制限をかける場合もある。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
これまでの教職経験や活動を活かし、理論と実践を架橋を意識した授業を行います。 |