| 科目名 | 教育哲学 | 
    
     | クラス | − | 
 | 授業の概要 | 教育について考える際、われわれはまず人間とはいかなる存在かを考える必要がある。こうした問題意識から成立したのが教育人間学である。 本講義では、まず教育人間学の成立とその課題を、教育学の発展との関連で歴史的に考察する。そこから、教育人間学の中核が子どもの人間学的研究であるという立場を導出し、子どもの存在を人間学的−現象学的に省察する。こうした過程を経て、教育と人間に関する既存の見方を問い直していく。
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 | 授業の到達目標 | @教育人間学の学問的立場と課題、方法について説明することができる。 A子どもの存在を人間学的−現象学的に省察することができる。
 B上記両視点をもとに、教育と人間に関する既存の見方を問い直すことができる。
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 | 授業計画 | 
   
    | 回 | 内容 |  | 1 | 日常の教育と教育学 |  | 2 | 教育学の展開 |  | 3 | 教育人間学の課題と方法 |  | 4 | 子どもの人間学の必要性 |  | 5 | 子どもとは何か |  | 6 | 発達の意味と条件 |  | 7 | 両親と家庭 |  | 8 | ものとからだ |  | 9 | しつけと遊び |  | 10 | 学校生活の意味と課題 |  | 11 | 教師とは何か |  | 12 | 言語と教育 |  | 13 | 道徳教育 |  | 14 | 生涯教育 |  | 15 | 国際化と伝統 |  | 
 | テキスト・参考書 | ◆参考図書 和田修二(1998)『教育的人間学』改訂版、放送大学教育振興会
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 | 自学自習についての情報 | 毎授業後、講義内容や授業内で実施するディスカッションを振り返り、小レポートを書く。 
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 | 授業の形式 | 各回の授業は、前半部と後半部から成る。 授業前半:講義
 授業後半:講義内容に関連する問題提起を毎回行う。その問題について自分の意見をまとめたうえでグループで議論し、その概要を全体で共有する。
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 | アクティブラーニングに関する情報 | @講義内容に関連する問題について、自分の意見をまとめる。 A講義内容に関連する問題について、議論する。
 B授業後、議論や全体共有をふまえ、自分の意見や講義内容を再度振り返る。
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 | 評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) | @小レポート(30点) A期末レポート(70点)
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 | その他(授業アンケートへのコメント含む) | 自分の意見をまとめたり議論したりする際に積極的な姿勢を求める。 | 
 | 担当講師についての情報(実務経験) | 現在取り組んでいるテーマ:人間性・人格、感情移入・共感、道徳科の内容項目(「自由」など)の概念史的分析 |