科目情報
科目名 特別支援教育基礎理論 
クラス − 
授業の概要 日本における障害児教育の展開について、理念の発展と教育の広がりに注目しながら概説する。また、国際的な障害児教育の展開と動向にも触れながら、特別支援教育の制度について概説する。 
授業の到達目標 障害児教育の歴史や特別支援教育の制度について基礎的な事柄を理解できる。
障害および障害児のとらえ方の発展、障害児教育の理念の発展を理解できる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション─「特別支援教育」とは何か? 
2特別支援教育の概観(1)─歴史:特殊教育から特別支援教育への転換 
3特別支援教育の概観(2)─現状:「特別支援教育」という制度の中身 
4障害のとらえ方の発展─ICIDHからICFへ 
5障害児教育の国際的展開(1)─特別ニーズ教育とインクルーシブ教育 
6障害児教育の国際的展開(2)─障害者権利条約 
7障害児教育の国際的展開(3)─アメリカとの比較からインクルーシブ教育を考える 
8特別支援教育と教育課程─日本の教育課程の特徴 
9障害児教育の歴史(1)─戦前:就学猶予・免除制度の成立 
10障害児教育の歴史(2)─戦中:戦争と障害者 
11障害児教育の歴史(3)─戦後:特殊教育の確立 
12特別支援教育の課題(1)─旧優生保護法からみる 
13特別支援教育の課題(2)─ヤングケアラー問題からみる 
14特別支援教育の課題(3)─国連総括所見からみる 
15まとめと試験  
 
テキスト・参考書 授業のなかで資料を配布する。
授業のなかで参考文献を紹介する。
全体を通しての参考書は、玉村公二彦ほか編著『新版・キーワードブック特別支援教育──インクルーシブ教育時代の基礎知識』(クリエイツかもがわ、2019年)とする。 
自学自習についての情報 前の回までの内容を振り返りながら、各回の授業に臨むようにしてください。 
授業の形式 講義 
アクティブラーニングに関する情報 必要に応じて討論等を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 毎回のミニレポート(30%) 試験(70%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) なし 
担当講師についての情報(実務経験)