科目情報
科目名 国語科教育特講A 
クラス − 
授業の概要 メディアの発達にともなって,私たちの身のまわりのコミュニケーションは,数十年前に比べて多様化している。とくにテレビや雑誌など,映像に重点をおいた表現形式に触れる時間は,かなり多くなってきた。この授業では,映像と言葉とが,それぞれどのようなしくみで関わりながらメッセージを伝えているのかについて考えていく。 
授業の到達目標 1.映像を理解する能力を養う。
2.メディアの特徴と目的が,どのように内容と意味に影響しているか理解する。
3.カナダ,イギリスおよびわが国のメディアリテラシー教育の特徴について理解する。 
授業計画
内容
1メディアリテラシーとは何か 
2漫画の言葉 
3絵本の言葉 
4アニメーションのことば(1)音の働き 
5アニメーションのことば(2)カメラの働き 
6アニメーションのことば(3)物語として捉える 
7コマーシャルのことば(1)メッセージと差異 
8コマーシャルのことば(2)歴史とジェンダー 
9ニュース報道を読む 
10イギリスのメディア教育 
11カナダのメディアリテラシー教育 
12日本のメディアリテラシー教育(1)映像作りの学習 
13日本のメディアリテラシー教育(2)教科書に取り上げられたメディアリテラシー 
14日本のメディアリテラシー教育(3)写真を分析する 
15映像を「読む」ということ 
 
テキスト・参考書 『中学校学習指導要領(平成29年告示)』、平成29年3月
『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説国語編』、平成29年7月
教材、プリントを適宜配布する。 
自学自習についての情報 テキストを読むだけでなく、講義の中で紹介された参考書を積極的に読むことが求められる。 
授業の形式 講義 
アクティブラーニングに関する情報 授業は講義だけでなくグループ担当の演習発表も行うことがある。また討議形式で進行することがある。
 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 学期末レポート(70%)によって評価を行う。ただし,講義中にミニレポート(30%)の提出を求めることがある。また,講義への全出席が前提となる。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項なし  
担当講師についての情報(実務経験) 授業担当者は小学校・中学校・高等学校の国語教育を専門としている。これらの学校での実務経験はないが中学校で2年間教壇に立った経験がある。