科目情報
科目名 近・現代文学演習 
クラス − 
授業の概要 芥川賞を受賞した小説を多数読み、文学に関する知識や感性を養うとともに、理解や関心の幅を広げます。また、文学賞という「制度」やそれがもつ権威性など、文学と文学賞を取り巻く社会制度や文学の創造/受容のありかたについても学んでゆきます。 
授業の到達目標 1、知識をもとに作品解釈を行う態度を身につける。
2、わかりやすく自らの考えを伝えるための説明のありかたについて学ぶ。
3、発表やディスカッションを通じて、作品をより深く理解する態度を身につける。
4、以上を通して、自ら教材研究・文学研究できる力を養う。 
授業計画
内容
1ガイダンス(講義) 
2演習のための基礎知識――先行論批判と立論について(講義) 
3文学賞という「制度」(講義) 
4文学賞の持つ権威性・生産性・地域性(講義) 
5李琴峰「彼岸花が咲く島」 
6宇佐見りん「推し、燃ゆ」 
7村田沙耶香「コンビニ人間」 
8本谷有希子「異類婚姻譚」 
9又吉直樹「火花」 
10川上未映子「乳と卵」 
11モブ・ノリオ「介護入門」 
12綿矢りさ「蹴りたい背中」 
13吉村萬壱「ハリガネムシ」 
14町田康「きれぎれ」 
15平野啓一郎「日蝕」 
 
テキスト・参考書 〔テキスト〕授業において指示します。 〔参考書〕『最新文学賞事典』(日外アソシエーツ、1989)、「芥川賞・直木賞と文芸春秋」(https://www.bunshun.co.jp/recruit/about/award/ 文藝春秋社、2023/07/29最終確認)ほか 
自学自習についての情報 発表者は、@作品についてパワーポイントにまとめ、A議論のテーマを提示し、B討論やグループワークの進行を行います。他の出席者も事前に作品を読むことを求めます。反転授業に近い形式ですので、自学自習が必ず必要となります。 
授業の形式 演習形式 
アクティブラーニングに関する情報 自学自習のほか、能動的な課題設定と考察、レジュメもしくはパワーポイントの作成、グループワークや討論(とその進行)など。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 1)発表および進行の達成度(60%)
2)授業への参加姿勢(40%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 2回生以上対象。出席者の人数により、授業の構成等を変更する可能性があります。 
担当講師についての情報(実務経験) 特記事項なし