科目情報
科目名 哲学概論 
クラス − 
授業の概要 この授業では、何人かの哲学者の所説を紹介しながら、主として近代の西洋哲学史のあらすじを簡単に辿る。その際、科学史の流れと並行させてみることで、現在に連なる知の歴史を実感して貰いたい。また、後半の数回では、西洋哲学の代表的な問題として知覚論を採り上げる。知覚という身近な問題を巡る哲学的な議論を体験して貰いたい。 
授業の到達目標 西洋哲学の歴史や代表的な問題を理解し、哲学的に考える力を養う。
教員として将来直面し得るであろう問題に対して、多角的な見方や考え方を持てるようになる。 
授業計画
内容
1導入―人類史と哲学 
2科学革命(1)―革命以前の科学 
3科学革命(2)―近代科学の始まり 
4デカルトの哲学 
5機械論的自然観 
6大陸合理主義の哲学 
7イギリス経験主義の哲学  
8カントの批判哲学 
9哲学と科学 
10知覚論(1)―総論 
11知覚論(2)―ゲシュタルト心理学 
12知覚論(3)―現象学 
13知覚論(4)―生態学的視覚論 
14自然主義と知覚論(5)―他者知覚 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 参考書として次の三冊を推薦する。
納富信留・檜垣立哉・柏端達也(編著) 『よくわかる哲学・思想』(ミネルヴァ書房、2019年)
伊藤邦武 『物語 哲学の歴史 自分と世界を考えるために』(中央公論新社(中公新書) 2012年)
野家啓一 『科学哲学への招待』(筑摩書房(ちくま学芸文庫) 2015年) 
自学自習についての情報 上記の参考書や授業中に紹介する文献から、資料を探索してみて欲しい。
 
授業の形式 講義と演習(ディスカッションなどを含む)形式 
アクティブラーニングに関する情報 コメントペーパー(簡単な提出物)、ディスカッション(討議) 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) コメントペーパー・ディスカッションなど授業内での取り組み(40%)
期末レポート(60%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 履修者の関心を考慮し、また履修者の習熟度に応じて、授業計画を部分的に変更することがあります。 
担当講師についての情報(実務経験)