科目情報
科目名 社会科教育演習IA 
クラス j 
授業の概要 歴史教育において、地域の歴史を考究し、史資料を適切に活用する能力は、ますます重要となっている。
そこで本授業では、古文書読解の基礎を身につけることで、史料アレルギーからの脱却を目指す。 
授業の到達目標 @ 日本史学を研究する上で必要となる史料の基礎的な読解力を身につける。
A くずし字に親しむことで、古文書・古典籍への理解を深める。 
授業計画
内容
1ガイダンス 
文献・資料の調べ方のレクチャー 
2古文書解読の初級トレーニング@:「あいうえお」のくずし字を学ぼう。 
3古文書解読の初級トレーニングA:明治時代の小学校国語教科書を読んでみよう(『連語図解』第1〜5) 
4古文書解読の初級トレーニングB:明治時代の小学校国語教科書を読んでみよう(『連語図解』第6〜10) 
5古文書解読の初級トレーニングC:明治時代の小学校国語教科書を読んでみよう(『小学連語図』) 
6古文書解読の初級トレーニングD:明治時代の小学校国語教科書を読んでみよう(『童蒙初学』四方之事など) 
7古文書解読の初級トレーニングE:明治時代の小学校国語教科書を読んでみよう(『童蒙初学』子どもの心得) 
8古文書読解の基礎トレーニング@:候文の基礎的表現(候と御座候) 
9古文書読解の基礎トレーニングA:候文の基礎的表現(候+α) 
10古文書読解の基礎トレーニングB:候文の基礎的表現(いろいろな候) 
11古文書読解の基礎トレーニングC:基本動詞を読む(有・仰・存など) 
12古文書読解の基礎トレーニングD:基本動詞を読む(申・聞・仕など) 
13古文書読解の基礎トレーニングD:頻出文字を読む(儀・此・其など) 
14古文書読解の基礎トレーニングE:助動詞を読む(為・可・被など) 
15古文書読解の基礎トレーニングF:動詞を読む(致・奉・遂など) 
 
テキスト・参考書 テキスト:『くずし字用例辞典』(普及版)
※演習室に用意しているので、各自で購入する必要はありません。 
自学自習についての情報 予習として各回に読解するテキストの翻刻(くずし字の解読)を各自で行う。
また、予習字によめなかった文字について、辞書などを用いて復習しておくこと。 
授業の形式 担当者を定めず、受講生全員で史料を読み進めていく。
調べ方については、教員とともに実践することで身につけていく。 
アクティブラーニングに関する情報 くずし字の読解をめぐって、学生間の積極的な意見交流を奨励します。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 予習の状況や授業での発言(40点)、複数回行うミニテスト(60点)で成績を判定します 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 社会科教育演習IIAと合同授業。 
担当講師についての情報(実務経験) 小中高校での実務経験はありません。ご了承を。