科目情報
科目名 英語文学基礎講読I 
クラス − 
授業の概要 英語圏の著名な現代作家による短編小説4編を精読する。いずれも平易な英語で読みやすく、ユーモアあふれるダールから、人生の味わいを感じさせるモーム、人生の断面や成長の瞬間をとらえたマンスフィールドやE・テイラーの作品など読み応えがある。良質な英文を英英辞典を駆使して丁寧に読み、物語への理解を深めたい。1編を3~4回くらいで読み切り、読後に意見を交換し物語を読む楽しさを体験する。 
授業の到達目標 1)英文を正しく読み取る力を身に付けている。
2)物語のテーマを理解し自分の解釈を表明できる。
3)物語の背景となる地域の文化や歴史状況について理解している。 
授業計画
内容
1ガイダンス(授業の進め方、予習の方法、取り上げる作家および作品について説明、第1作目を少し読む) 
2Roald Dahl, ”The Hich-hiker"1:物語の設定 
3Roald Dahl, ”The Hich-hiker"2:人物像 
4Roald Dahl, ”The Hich-hiker"3:ストーリーとプロット 
5W.S. Maugham, "Home”1: 状況 
6W.S. Maugham, "Home”2: 象徴 
7W.S. Maugham, "Home”3: ペーソス 
8まとめ・中間テスト 
9Katherine Mansfield, "The Voyage"1:背景  
10Katherine Mansfield, "The Voyage"2:心理描写 
11Katherine Mansfield, "The Voyage"3:象徴 
12Katherine Mansfield, "The Voyage"4:タイトルの意味 
13Elizabeth Taylor: "The Fly-Paper"1:人物造形 
14Elizabeth Taylor: "The Fly-Paper"2:サスペンス 
15Elizabeth Taylor: "The Fly-Paper"3:孤独 
 
テキスト・参考書 テキスト
An Invitation to English Short Stories(20世紀傑作短編集、成美堂)ISBN 4-7919-0048-0

 
自学自習についての情報 英英辞典を使って予習してくること。
Oxford Advanced Learner's Dictionary、
Longman Dictionary of Contemporary Englishなど 
授業の形式 演習形式(ランダムに指名された学生は原文を音読し、内容に関する質問に答える)+講義(内容把握・英語表現について解説する) 
アクティブラーニングに関する情報 作品を読み上げるごとに、グループ・ディスカッションを行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 試験および課題の結果(80%)、授業への参加度(予習の有無、20%)によって評価する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 小説を精読するので、十分に予習して出席すること。予習をしていない場合はペナルティー(減点)を課す。ランダムに指名するので、緊張感をもって臨んでほしい。 
担当講師についての情報(実務経験)