科目名 |
解析学本論I |
クラス |
− |
授業の概要 |
本講義では、複素解析の基本的な内容として、複素関数の微分と積分について扱う。さらに、実数値関数の積分計算への応用についても扱う。 |
授業の到達目標 |
・定義や既に示した事実に基づいて、厳密な議論により証明することができるようになる。 ・複素関数の微分の性質を理解し、簡単な計算ができるようになる。 ・複素関数の積分の性質を理解し、簡単な計算ができるようになる。 ・コーシーの積分定理について理解し、実数値関数の積分計算へ利用できるようになる。 |
授業計画 |
以下の計画に沿って講義を進める。
回 |
内容 |
1 | 複素数の定義と性質 |
2 | 複素平面と極形式 |
3 | 複素数列 |
4 | 複素関数 |
5 | 極限と連続性 |
6 | 複素微分 |
7 | 正則関数 |
8 | 複素初等関数 (指数関数・三角関数) |
9 | 複素初等関数 (対数関数・べき関数) |
10 | 一変数複素数値関数の積分 |
11 | 複素関数の積分 |
12 | 線積分とグリーンの定理 |
13 | コーシーの積分定理 |
14 | コーシーの積分定理の応用 |
15 | まとめ |
|
テキスト・参考書 |
テキスト ・複素解析入門 第2版、原 惟行・松永 秀章 著、共立出版、ISBN: 978-4-320-11090-8
参考書 ・新版 複素解析、高橋 礼司 著、東京大学出版会、ISBN978-4-13-062106-9 ・すぐわかる複素解析、石村 園子 著、東京図書、ISBN978-4-489-00718-7 C0041 |
自学自習についての情報 |
講義内容についてよく復習すること。また、配布する演習プリントや参考書を利用して問題演習を行うこと。 |
授業の形式 |
講義と演習 |
アクティブラーニングに関する情報 |
講義の時間において演習の時間も確保し、演習プリントや小テストなどより受講者の主体的な活動を図る。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
期末試験 (50%)、小テストなどの平常点 (50点) |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
本講義は解析学序論I及びIIの内容に基づいて授業を行うため、内容をしっかりと復習し、理解しておくことが望ましい。この講義は3回生以上が対象である。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
担当講師の専門は偏微分方程式論であり、この科目に関連のある内容を用いて研究を行っている。 |