科目名 |
服装心理学 |
クラス |
− |
授業の概要 |
「よそおい」とは、広義に「身体の外観を変えるために用いるすべてのものやそのための行動」であり、身体の各部を包み込む衣服や化粧などの「被服」をもちいます。「よそおい」は自己を表現する手段であり、日常生活、他者とのコミュニケーションを円滑におこなうために、それをおこなうひとの人間性や態度などを表現し、伝達します。「なにを着るか」「どのような装飾をするのか」は、個人として「どのような生活をおくるのか」ということだけではなく、「どのように社会参加をおこなうのか」や「どのように他者とかかわるのか」をあらわしています。 この講義では、被服を通じての、個人・他者・社会との関わりについて考えます。 |
授業の到達目標 |
服装(被服)の意味を知り、それを通じてもたらされる社会的・対人的効果について理解する。 服装(被服)をたんなるオシャレとしてではなく、社会活動や人間関係の視点から自分なりの考えを表明できるようになる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 被服の心理学 |
2 | 被服と身体装飾 |
3 | 被服の起源と動機 |
4 | 被服の意味・機能・効用 |
5 | NON-VERBAL COMMUNICATIONの一手段として |
6 | 被服のコミュニケーション |
7 | 被服による装飾・整容・変身行動 |
8 | 被服の購買・消費行動 |
9 | 被服と流行行動 |
10 | 被服に対する知覚と感情 |
11 | 身体と被服行動 |
12 | 自己への意識と被服行動 |
13 | 人間の発達と被服行動 |
14 | 被服によるジェンダーの表示 |
15 | 被服と逸脱行動 |
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テキスト・参考書 |
教科書:なし(プリントを配布します)
参考書:『装いの心理と行動 被服心理学へのいざない』(ISBN-10: 4874923488) 『装いの心理学: 整え飾るこころと行動』(ISBN-10: 4762831034) 『装いの心理: 服飾心理学へのプロムナード』(ISBN-10: 4874921930) |
自学自習についての情報 |
予習:事前に配付された資料内容を、確認すること(2時間)。 復習:授業内で学習した内容をもう一度繰り返し、習熟しておくこと(2時間)。 |
授業の形式 |
講義 |
アクティブラーニングに関する情報 |
グループ・ディスカッション等を適宜導入する。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
・授業への参加度(40%) ・期末試験(60%) |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
特記事項なし |
担当講師についての情報(実務経験) |
担当者は、化粧品メーカなどへのコンサルティング経験がある。 |