| 科目名 |
素描 |
| クラス |
− |
| 授業の概要 |
「描く」という行動を、@身体性、A思考と行為に分解し、人間の営みのひとつとして捉えていく授業です。視覚以外の感覚を使い、全身で描く体験を通して、対象を見て描くことについて再考する機会を作ります。 |
| 授業の到達目標 |
視覚以外も活用しながら全身で体験することで、「見たものを描くこと」についての各自の方法を発見すること。 各課題の度に小合評を行い、他者に伝えることや他者の考えをきくことで、体験を論理として消化する。 |
| 授業計画 |
実習室と屋外の両方を利用して授業を行います。そのため、天候等により予定を変更することがあります。
| 回 |
内容 |
| 1 | 導入―ものを見るということについて |
| 2 | 思考と行為―利き手と逆の手で描く |
| 3 | 身体性―目を閉じ、触りながら作る |
| 4 | 身体性―よく見て細密に描く |
| 5 | 思考と行為―二人一組で描く |
| 6 | 思考と行為―二人で交互に筆を入れて描く |
| 7 | 身体性―食べながら描く |
| 8 | 身体性―音楽を聴きながら描く |
| 9 | 身体性―○○の視点で描く |
| 10 | 大画面の制作―取材と観察 |
| 11 | 大画面の制作―制作対象の決定、制作 |
| 12 | 大画面の制作―経過の発表 |
| 13 | 大画面の制作―対象の分析と描写 |
| 14 | 大画面の制作―完成に向けて |
| 15 | まとめ・合評―表現へ |
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| テキスト・参考書 |
参考書:ヴィクトリア・チャールズ著.『世界の素描 1000の偉業』.二玄社.2015年 その他必要に応じて資料を紹介します。 |
| 自学自習についての情報 |
授業時間内で深められなかった範囲については、授業以外の時間と空間をうまく利用し、各自の制作と思考を深めてください。 |
| 授業の形式 |
実習を中心とし、一部講義を行います。 |
| アクティブラーニングに関する情報 |
実習室と屋外の両方を使って授業を行います。制作方法や対象の選択を含め自ら主題を生成する体験を通して、学生の主体性を引き出します。 |
| 評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
1)授業に対する参加度・主体性・意欲(30%) 2)課題・作品(50%) 3)発表・ミニレポート(20%) |
| その他(授業アンケートへのコメント含む) |
素描とは、対象を観察し明暗や形状、質感を画面に再現する描画方法です。観察の方法を様々に体験した後、あらためて「見て描く」行為に向き合ってください。 |
| 担当講師についての情報(実務経験) |
授業担当者は、絵画作品を中心とした制作・発表を継続しながら、中学校・高等学校で教員として勤務した経験を持ちます。 |