科目名 |
絵画演習 |
クラス |
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授業の概要 |
前半の大テーマを「光」・後半を「絵画の材料」とします。絵画の持つ情報を、図像と物質という一見相反する要素に分解し課題を設定します。そのうえで、「絵画とは」という問いに対する回答を求めます。 |
授業の到達目標 |
絵画をつくる体験をきっかけとして、自己の絵画を発見するための行動に踏み出すこと。各課題の度に合評を行い、他者に伝えることや他者の考えをきくことで、体験を論理として消化する。 |
授業計画 |
実習室と屋外の両方を利用して制作を行います。天候により、授業内容や順番に変更が生じることがあります。
回 |
内容 |
1 | 絵画とは(導入)‐昨日の夢を思い出してみる |
2 | 定点観測の絵画制作‐光と場の関係を考えて描く場所を決める |
3 | 定点観測の絵画制作‐同じ場所を何度も描く |
4 | 光と表現‐描くための写真を撮影する |
5 | 光と表現‐写真を描く |
6 | 絵具づくり(導入)‐草の汁は絵具になるのか |
7 | 絵具づくり‐材料を決める |
8 | 絵具‐100グラムの絵具をつくる |
9 | 支持体(導入)‐画用紙以外の可能性について |
10 | 支持体‐材料を決める |
11 | 支持体‐1平方メートルの支持体を作る |
12 | 自作の絵具と支持体で作品を作る‐取材 |
13 | 自作の絵具と支持体で作品を作る‐制作 |
14 | 自作の絵具と支持体で作品を作る‐合評 |
15 | 絵画とは(まとめ)‐それぞれの回答を発表する |
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テキスト・参考書 |
参考書:ホルベイン工業技術部編.『絵具の科学〔改訂新版〕』.中央公論美術出版.2018年 その他必要に応じて資料を紹介します。 |
自学自習についての情報 |
授業時間内で深められなかった範囲については、授業外の時間と空間を利用し各自の制作や研究を深めてください。 |
授業の形式 |
実習を中心とし、一部講義やディスカッションを行います。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
自らの制作方法や主題を生成し、決定する体験を通じて学生の主体性を育みます。フィールドワークや自主的な探求を通して、「絵画とは」という問いについて考えてください。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
1)授業に対する参加度・主体性・意欲(30%) 2)課題・作品(50%) 3)発表・レポート(20%) |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
一回生の素描を受講した上で受講するのが望ましいです。視覚芸術の表現方法として、絵画以外の可能性が広がり続けている現代において、「絵画とは」という問いを考えることには大きな意味があると思います。学生の皆さんそれぞれの視点から、絵画について語ってください。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
絵画作品を中心とした制作・発表を継続しながら、中学校・高等学校で教員として勤務した経験を持ちます。 |