科目情報
科目名 和楽器演習II 
クラス − 
授業の概要 現行雅楽において重要な楽器習得法である吹きものの「唱歌」と、弾きもの、打ちもの、舞などを実習する。現行雅楽の様式を体感したうえで、雅楽の歴史をに目を向けて、時代の移り変わりの中で雅楽の音楽がどのように変化して、こんにちにいたっているのかを学ぶ。  
授業の到達目標 1)現行雅楽の譜の読み方や唱歌を体得する。
2)絃楽器(箏)、打ちもの、舞を体得する(吹きものの唱歌を口ずさみながら)。
3)雅楽の歴史と音楽様式の変遷を理解する。 
授業計画
内容
11-1)雅楽の楽器と現在の楽譜その1吹きもの 
21-2)現行雅楽実習その1〜篳篥の「唱歌」をうたう 
31-3)雅楽の楽器と現在の楽譜その2 弾きもの 
41-4)現行雅楽実習その2〜篳篥の「唱歌」をうたいながら箏を弾く 
52-1)雅楽の楽器と現在の楽譜その3 打ちもの 
62-2)現行雅楽実習その3〜鞨皷・太皷・鉦鼓 
72-3)現行舞楽の上演形式と動作様式 
82-4)現行舞楽舞譜の動作記譜法 
93-1)現行舞楽(左方平舞)実習その1〜篳篥の「唱歌」をうたう・おぼえる 
103-2)現行舞楽(左方平舞)実習その2〜「唱歌」をうたいながら舞う 
113-3)現行舞楽(左方平舞)実習その3〜打ちものにあわせて舞う 
123-4)現行舞楽(左方平舞)実習その4〜篳篥・打ちものにあわせて舞う 
134-1)一千年以上かけて「まのび」した雅楽〜音楽様式の変遷〜 
144-2)雅楽古譜解読によってよみがえる音楽と雅楽器を使った新たな音楽 
154-3)課題作成 
 
テキスト・参考書 資料は、適宜配布する。
【参考書】増本伎共子『新版雅楽入門』オルフェライブラリー、音楽之友社。
【参考書】小野亮哉監修・東儀信太郎代表執筆『雅楽事典』、音楽之友社(初版)・里文出版(新装版)。
【参考書】田鍬智志・上野正章・アンドレア ジョライ編『雅楽のイロイロを科学する本』、京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター。 
自学自習についての情報 事前に、上記参考書のほか数多くの雅楽入門書やインターネット上の情報を閲覧して、ジャンル(唐楽・高麗楽など)や楽器の種類などの基礎知識をえておくとよい。  
授業の形式 視聴覚資料の鑑賞を交えた講義と実習  
アクティブラーニングに関する情報  
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業参加への意欲75%、授業内課題25%
A+=平均90%以上。A=80%〜89%。B=70〜79%。C=60〜69%。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 舞楽実習時には動きやすい服装・靴で臨むのが望ましい。  
担当講師についての情報(実務経験)