科目情報
科目名 国語科教育実践演習 -古典文学- 
クラス − 
授業の概要 日本古典文学をめぐる教育(いわゆる古文分野の教育)について学んでいく。前半は、古典教育の意義や諸問題、教材研究の方法や観点についてグループディスカッション等を行い、考えを深めていく。後半は、定番教材をもとにした受講生のプレゼンテーションとそれを踏まえたディスカッションを繰り返しながら、古文の教材研究・教材開発の力を涵養していく。 
授業の到達目標 ・古典教育の現状や諸問題について深く理解する。
・古文の教材研究に有効な辞典、叢書、データベース等の使い方を習得する。
・上記2点をもとに、自らの力で古文の教材研究、教材開発を行うことができる。 
授業計画
内容
1古典教育の現状と諸問題 
2なぜ古典を学ぶのか 
3古典教育の研究とその方法 
4レジュメの作成と発表準備 
5古典の授業における主体的活動 
6受講生による発表と議論@ 『竹取物語』 
7受講生による発表と議論A 『枕草子』 
8受講生による発表と議論B 『伊勢物語』 
9受講生による発表と議論C 「和歌」 
10受講生による発表と議論D 『大鏡』 
11受講生による発表と議論E 『平家物語』 
12受講生による発表と議論F 『宇治拾遺物語』 
13受講生による発表と議論G 『徒然草』 
14受講生による発表と議論H 『おくのほそ道』 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 〔テキスト〕教員作成の資料を配付する。
〔参考書〕菊野雅之『古典教育をオーバーホールする―国語教育史研究と教材研究の視点から』(文学通信、2022年)、井浪真吾『古典教育と古典文学研究を架橋する―国語科教員の古文教材化の手順』(文学通信、2020年) 
自学自習についての情報 授業後は資料を振り返り、内容への理解を深めておくこと。各自の発表に際しては、レジュメ作成やプレゼンテーションの準備を十分に行ってから発表に臨むこと。関連書籍を積極的に読むことも心がけて欲しい。  
授業の形式 演習形式 
アクティブラーニングに関する情報 グループワーク・プレゼンテーション・ディスカッション 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業や議論への主体的な参加度(50%)
発表・レジュメの完成度(50%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 受講者の人数や状況に合わせ、内容は適宜調整していく。 
担当講師についての情報(実務経験) 特記事項なし。