科目情報
科目名 社会科教育実践演習 -倫理- 
クラス − 
授業の概要 現代社会について考えるための「見方・考え方」の軸となる「対立と合意」「効率と公正」などの観点をとりあげ、その背景にある哲学的・倫理学的な理解を基礎にしながら、その事例や授業での展開などについて検討する。 
授業の到達目標 1.現代社会の見方・考え方としての「対立と合意」「効率と公正」などについて理解している。
2.現代社会の見方・考え方を育てる授業を構想することができる。 
授業計画
内容
1授業のガイダンス 
21.「現代社会の見方・考え方」 1.1学習指導要領を読む ─中学校・社会科─ 
31.「現代社会の見方・考え方」 1.2学習指導要領を読む ─公民科・公共─ 
41.「現代社会の見方・考え方」 1.3補足「共有地の悲劇」 
52.対立と合意 2.1「対立と合意」とは何か 
62.対立と合意 2.2対立の不可避性 
72.対立と合意 2.3どんな合意をめざすか 
82.対立と合意 2.4「対立と合意」の事例 
92.対立と合意 2.5「対立と合意」の授業 
103.効率と公正 3.1「効率と公正」とは何か 
113.効率と公正 3.2最大多数の最大幸福 
123.効率と公正 3.3公正としての正義 
133.効率と公正 3.4「効率と公正」の事例 
143.効率と公正 3.5「効率と公正」の授業 
154.結果と動機 4.1「行為の結果と行為の動機」とは何か 
 
テキスト・参考書 テキストはもちいず、資料プリントを配布する。
参考書;J・ベンサム「道徳および立法の諸原理序説」(『世界の名著38』中央公論社、所収)、J・ロールズ『正義論』、I・カント『道徳形而上学言論』岩波文庫 
自学自習についての情報 毎回、授業内容をもとにして配布資料について理解を深めておくこと。また第8回・第9回・第13回・第14回は受講生による報告をもとに授業をすすめるので準備をしておくこと。 
授業の形式 演習 
アクティブラーニングに関する情報 受講生による発表やディスカッションを中心に授業を進める。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への参加状況(50%)、課題発表およびレポート(50%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む)  
担当講師についての情報(実務経験)