科目名 |
歴史学 |
クラス |
− |
授業の概要 |
明治末期から太平洋戦争までの日本の政治・外交史を概観する。 |
授業の到達目標 |
明治末期から太平洋戦争に至る日本の政治・外交の展開を一通り理解する。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 日露戦後の様相―桂園体制の深層 |
2 | 大正政変と桂太郎の死―第1次護憲運動 |
3 | 対華21か条へ―満洲権益の租借期間の延長 |
4 | 米騒動の背景―好景気と工業化の進展 |
5 | 原敬内閣と政党政治―初の本格的な政党内閣 |
6 | 加藤高明内閣と普通選挙法―第2次護憲運動 |
7 | 田中義一内閣と山東出兵―国際協調の動揺 |
8 | 浜口雄幸内閣の光と影 |
9 | 満洲事変−政党政治の終焉 |
10 | 国際連盟脱退―日本はどの程度孤立したのか |
11 | 陸軍の内紛と華北分離工作 |
12 | 2・26事件とその帰結―穏健派官僚の壊滅 |
13 | 盧溝橋事件から日中全面戦争へ |
14 | 太平洋戦争への道―大亜細亜協会の役割 |
15 | まとめ |
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テキスト・参考書 |
[テキスト]:特になし。[参考書]:日露戦争研究会『日露戦争研究の新視点』、和田春樹『日露戦争』、瀧井一博『伊藤博文』、片山慶隆『小村寿太郎』、伊藤之雄『伊藤博文』『山県有朋』『元老』『原敬』『昭和天皇と立憲君主制の崩壊』『昭和天皇伝』、小林道彦『桂太郎』『日本の大陸政策』『政党内閣の崩壊と満州事変』、櫻井良樹『辛亥革命と日本政治の変動』『加藤高明』『華北駐屯日本軍』、奈良岡聡智『対華二十一カ条とは何だったのか』『加藤高明と政党政治』、大豆生田稔『お米と食の近代史』、佐藤元英『近代日本の外交と軍事』、萩原淳『平沼騏一郎と近代日本』、中沢俊輔『治安維持法』、小池聖一『満州事変と対中国政策』、籠谷直人『アジア国際通商秩序と近代日本』、小田部雄次『49人の皇族軍人』、山室信一『キメラ』、森靖夫『日本陸軍と日中戦争への道』『永田鉄山』、奥健太郎『昭和戦前期立憲政友会の研究』、服部龍二『広田弘毅』、松浦正孝『日中戦争期における経済と政治』『「大東亜」戦争はなぜ起きたのか』、戸部良一『外務省革新派』、水野直樹『創氏改名』、森山優『日本はなぜ開戦に踏み切ったか』など。 |
自学自習についての情報 |
プリントに発展的な内容や史料を載せておくので、空き時間などに見ておいてほしい。歴史教科書や俗説との齟齬・乖離について気になる点があれば、積極的に質問してほしい。 |
授業の形式 |
講義 |
アクティブラーニングに関する情報 |
グループ・ディスカッションをすることがあり得る。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業への参加状況(10%−7割の出席を単位認定の最低条件とする)と小テスト3回(90%)。小テストはレポートに替えることがある。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
必要に応じて、大正後期〜昭和期に絞って話をすることがある。/「近現代史特講」で、ほぼ同じ時期を中国側からの視点で取り上げるので、積極的に履修してほしい。また、日露戦争の位置づけ、植民地朝鮮や「満洲国」の様子、社会運動の展開など、講義で充分に取り上げられないテーマについては、補足プリントを配布することがある。/授業アンケートに応じ、できるだけ動画が見やすい部屋を確保する。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
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