科目名 |
中等技術科教育III |
クラス |
− |
授業の概要 |
中学校における技術科教育の現状を把握するために、テキストや資料等を活用して応用発展的な内容を理解するとともに、考察を発表し合う過程を通して教科の本質を認知する。並びに、技術科担当教師としての実践的な教授能力を育成する観点から、技術分野の目標、内容、具体的な評価方法について解説するとともに、模擬授業を通して実践的な指導力を養う。また、中学校現場の状況を理解するために現職の中学校技術科担当教師から、実践的・多面的な技術科教育の内容を展開する。 |
授業の到達目標 |
@中等技術科教育とは、中学校技術科教育を中心として、高等学校の工業科の一部を含む教育内容と捉え、中学校技術・家庭科技術分野の教育的意義を理解し、その要点をまとめることができる。 A技術科教育の応用・発展的部分として、4つの学習内容を知り、教科の本質をまとめることができる。 B技術科担当教師としての実践的な指導力、情報通信技術及び教材の活用を身に付けることができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | オリエンテーション(講義内容・進行・評価についての説明)/技術科教育とは何か(技術科教育の目標など) |
2 | 中学校技術・家庭科技術分野の実践と課題(学習指導要領や解説書など) |
3 | 中学校技術・家庭科技術分野の実践と課題について協議しまとめる |
4 | 教材と指導法の関わりを捉えた題材開発 |
5 | 実験実習による科学的な見方や考え方を育てる展開 |
6 | 実習題材の意味と動機づけを高める指導方法 |
7 | ワークショップ(技術科教育おける資質・能力の育成について) |
8 | 学習指導案作成と検討 |
9 | 1グループによる模擬授業(授業分析:情報通信技術及び教材を活用した授業実践) |
10 | 2グループによる模擬授業(授業分析:支援が必要な生徒、及び発展的な学習内容の探求) |
11 | 3グループによる模擬授業(授業分析:授業分析と評価の実際、指導上の留意点を中心として) |
12 | 技術科教育の現状(現職中学校技術科担当教師)生徒の実態把握とその分析 |
13 | 技術科教育のあり方(現職中学校技術科担当教師)生徒の思考を深める授業実践 |
14 | 技術科教育の題材開発(現職中学校技術科担当教師)各学習内容における題材、情報通信技術及び教材の活用例 |
15 | 技術科教育の授業実践(現職中学校技術科担当教師)、まとめ |
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テキスト・参考書 |
テキスト:安東 茂樹「アクティブ・ラーニングで深める技術科教育」(開隆堂)2015 文部科学省:中学校学習指導要領解説(平成29年告示)技術・家庭編 その他参考資料等については、授業の中で指示する。 |
自学自習についての情報 |
反転授業の課題がある場合は、必ず授業までにやっておくこと。また、授業後は、課題プリントにより「ふり返り」を行い、期限までに提出すること。さらに、テキストや授業で資料した参考資料などを復習すること。 |
授業の形式 |
講義、演習 |
アクティブラーニングに関する情報 |
講義の内容によっては、BS(ブレインストーミング)法 + KJ法、ディスカッション,模擬授業の実践及び授業分析など、グループによる協働的な学習を活用する。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業に向かう姿勢や内容の理解度、授業やグループワーク等への参加状況50%、課題の発表・レポート50%。 原則として、特別な理由なく4回以上欠席した場合は評価の対象としない。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
講義に招聘する講師の都合で授業日時を変更することがある。授業アンケートの結果、これまで通りの内容、及び課題を設定する。なお、授業を欠席した場合は、必ず知人・友人から情報を得るようにし、欠席届けを提出すること。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
担当講師は中学校(教諭、管理職)及び教育行政で勤務した経験があり、学校現場の実践や教員採用試験・教員研修について紹介しながら授業をすすめ、学校教員の職務に役立つ内容を含める。 |