科目情報
科目名 表現I(保) 
クラス − 
授業の概要 幼稚園教育要領に示された領域「表現」のねらい及び内容の取扱いについて、幼児から生まれる表現と保育実践とを関連させて理解を深める。また、幼児期の表現の特徴や発達段階を踏まえ、幼児の主体的な表現活動を保障する保育を具体的に構想し、実践する方法や技能を身につける。 
授業の到達目標 幼稚園教育要領における領域「表現」のねらい及び内容の取扱いについて、背景となる専門領域と関連させて理解している。映像教材等を通してそれぞれの発達段階における表現の特徴や援助の方法を理解した上で、保育を構想したり改善したりすることができる。また、領域「表現」に関わる幼児が経験し身に着けていく内容の関連性及び小学校の教科とのつながりを理解し、保育構想の向上に取り組むことができる。 
授業計画
内容
1幼稚園教育要領における領域「表現」 
2表現のめばえと表現活動を通して育みたい資質・能力 
3ことばの獲得・協同性の育ちと領域「表現」 
4身近な音環境との出会い−豊かな感性を育む環境構成を考える− 
5身体の動きとリズム感の育ちを促す表現活動−身体表現を中心とした指導実践 
6児童文化教材を用いた表現活動−絵本・紙芝居を用いた活動展開 
7児童文化教材を用いた表現活動−楽器を用いた活動展開 
8音楽・造形・動きの要素を取り入れた表現活動 
9インクルーシブ保育における表現活動や遊び−個に応じた表現活動のアイディアと展開 
10日常保育における表現と行事への取り組み−幼児自身の表現を活かす環境構成と援助 
11協同性を育む表現活動の展開-長期の構想と評価の観点 
12保護者・地域で実践する表現活動-情報機器の活用と社会に開かれた教育課程の実践 
13幼小接続と領域「表現」−幼小接続期の主体的・互恵的活動の教材研究と活動展開 
14表現指導に関する国内外の取り組み 
15これからの時代に求められる表現教育の課題・まとめ 
 
テキスト・参考書 テキスト、参考書:「幼稚園教育要領」、「保育所保育指針」、「音楽教育研究ハンドブック」(音楽之友社)                      
自学自習についての情報 授業で配布した資料、紹介したてテキストを使用し、予習復習、指導案作成などを行うこと。 
授業の形式 講義および演習 
アクティブラーニングに関する情報 保育案作成や表現技術を伴う発表を含めたグループ活動を取り入れる 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 表現課題の発表(40%)、レポート課題(30%)、最終課題(30%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) この授業を受講する前に、「幼児と表現」を受講しておくこと。参考資料や文献などを積極的に読むことを勧める。 
担当講師についての情報(実務経験) 受業担当者は、公立幼稚園、国立大学附属幼稚園で保育者として子どもたちを指導した経験がある。
その経験を生かして幼児の音楽的表現の成長過程や発達に応じた指導法について、常に具体的な保育場面を想定しながら授業をすすめていく。