科目情報
科目名 小学校教科内容論生活 
クラス b 
授業の概要 生活科の理念や方法,授業等に関する講義に加え,生活科指導に必要な制作等に関わる知識・技能を習得する活動や,観察,探検等の体験活動を組み込んだ授業を行います。 
授業の到達目標 生活科の理念,特質や子どもの発達についての理解を深め,活動・体験を通して生活科を指導するうえで必要な,主として教材に関する実践的知識・技能を習得することができる。
【ディプロマポリシーの内容に関する記載】
1.生活科の意義、授業の概略を理解できる。《知識・理解》
2.活動・体験を通して,生活科の授業設計に関する汎用的技能を身につけられる。《汎用的技能》
3.活動・体験を通して,指導に必要な自己管理力やチームワークを育成できる。《態度・志向性》
4.活動・体験を通して,総合的な学習経験と創造的思考力を磨くことができる。《総合的な学習体験と創造的思考力》 
授業計画
内容
1◆第1ターム:テーマ「自然あそびから学ぶ」(田中[理学])
講義「身近な自然の中にひっかかりをもつ子どもたち」、活動班の決定 
2班別テーマの決定,活動計画の立案 
3フィールドワーク「自然あそび、身近な自然を教材化(1):身近に見られる自然の中から、子どもたちのあそびに結びつくものを探し出し観察する」 
4フィールドワーク「自然あそび、身近な自然を教材化(2):自然をつかった教材の構築」 
5活動のまとめ、および発表の準備 
6第1ターム発表会(受講者全員が各発表について評価表を記入する。全員の評価を集計して第3タームの合同発表会で発表する代表班を決定する。) 
7◆第2ターム:テーマ「生活における自然と人工物の共存」(權[家政])
講義「自然・人・人工物の共存」、活動班の決定 
8グループワーク「班別テーマの決定、活動計画の立案」 
9フィールドワーク「自然・生活の中の人工物を見つける(学校、街中、家庭など)」 
10フィールドワーク「自然・人・人工物における共存・共生の在り方について検討」 
11グループワーク「活動のまとめと発表の準備」 
12第2ターム発表会
(討論のうえで、第3タームの合同発表会での代表班の決定) 
13◆第3ターム1回目:b・cクラス合同発表会
両クラスの第1ターム代表班の発表 
14◆第3ターム2回目:b・cクラス合同発表会
両クラスの第2ターム代表班の発表,担当教員4名による全体講評 
15◆第3ターム3回目:b・cクラス合同発表会
振り返りとまとめ 
 
テキスト・参考書 附属図書館に開架配置されている各社の小学校生活科教科書が最も参考になる図書です。多くの諸君が小学校1・2年生で学ぶ生活科の内容を忘れているはずなので、教科書を読んでその感覚を取り戻すよう努めてください。
『自然遊びフィールドブック』(KIC中央出版)、『子どもと木であそぶ』(東京書籍)ほか。 
自学自習についての情報 第1タームから第3タームまでグループ活動が中心となります。グループ活動では、各自が自主的に動くことが大切です。そして何事も楽しみながら学んでください。それが生活科を理解する一番の方法です。 
授業の形式 講義および活動・実習(野外でのフィールドワークを含む) 
アクティブラーニングに関する情報 班(グループ)活動が基本の授業です。各自が自主的に動き、班内で積極的に発言や意見交換をしてコミュニケーション能力を磨いてください。
コミュニケーション能力はみなさん自身の成長を支えると同時に、教育現場に奉職してから職場で協調を図りながら互いを高めていく基盤となります。
教員採用試験では学力は勿論のこと、近年ではコミュニケーション能力の優劣が試される傾向にあります。この授業でその能力を育んでください。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 毎回の授業での活動状況と発表内容・作品(50%),レポート(50%)で総合的に評価します。
◆次のいずれかに該当する者は不合格となるので,このことを了承のうえ受講登録をしてください。
(1)第1タームと第2タームの授業の無断欠席が合わせて5回以上の者。
(2)第3タームの全体発表会を2回とも無断欠席した者。
◆クラス間で評価の差が生じないように,各クラスとも評定は「秀:優:良:可≒1:3:4:2」を目安とします。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 例年、授業評価アンケートで高く評価されている科目です。ただ、「第3タームの全体発表会で意見や質問が低調」という感想が少なからずあります。これの改善は受講生諸君の気持ち次第です。教員を志すのであれば、疑問が生じたときに質問で直ぐに解決できるよう積極的な受講に努めてください。 
担当講師についての情報(実務経験) 各担当教員の他科目のシラバスを参照してください。