科目名 |
教育心理学基礎講読 |
クラス |
− |
授業の概要 |
教育心理学に関する書籍を輪読する。各章の数節ずつを順番に分担して、毎回数名が要約のレジュメを作成し、印刷して全員に配り、授業を行う形式で口頭発表して、全員で検討、考察、論述する。毎回、教員がコメントをする。特に、発表された事項が日常生活や教育実践にどのように活かされるか検討する。 |
授業の到達目標 |
1.心理学、特に教育心理学に関する和書を講読し、教育心理学の基礎的知識や概念、考え方、方法などを理解する。 2.レジュメの作成、口頭発表、議論と考察などを通じて、今後専門を学んでいく上での基礎力を身につける。 3.グループでの資料作成や発表活動を通して、協働的な学びの達成に必要な態度を身につける。 |
授業計画 |
下記が大まかな予定であるが,受講者の人数や希望に応じて扱う章は変更される可能性がある。
回 |
内容 |
1 | オリエンテーションおよび章の分担 授業概要について説明し,受講者と授業担当者による協議のもと学習する章を選択し,発表分担を決める。 |
2 | 発表上の工夫と資料作成 レジメの作成の仕方と発表の仕方について解説する。 |
3 | 教育心理学(1)(2):学習のつまずき、上手な勉強方法 |
4 | 教育心理学(3)(4):学び方のコツの活用、本章のまとめ |
5 | 言語心理学(1)(2):獲得・習得・学習の違い、英語のコミュニケーション能力の育成 |
6 | 言語心理学(3)(4):習得できる環境、想像力と感情の喚起 |
7 | 認知心理学(1)(2):認知バイアス |
8 | 認知心理学(3):直感のはたらき方 |
9 | 感情心理学(1)(2):感情とは、気分と認知の関連 |
10 | 感情心理学(3)(4):情動のコントロール、本章のまとめ |
11 | キャリア心理学(1)(2):キャリア、自己理解 |
12 | キャリア心理学(3)(4):自己成長、本章のまとめ |
13 | 集団の心理学(1)(2):集団の特徴、集団の力 |
14 | 集団の心理学(3)(4):集団活動の工夫、本章のまとめ |
15 | 全体まとめ 教員による解説と受講者による振り返り |
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テキスト・参考書 |
藤田哲也(編)『絶対役立つ教養の心理学 展開編―人生をさらに有意義にすごすために―』 ミネルヴァ書房 2013年 ※類似したタイトルの書籍(『絶対役立つ教養の心理学―人生を有意義にすごすために―』)があるため、購入間違いがないよう注意すること。 |
自学自習についての情報 |
テキストをあらかじめ精読すること(発表内容によっては,発表担当者が予習を求めない場合もある)。 担当者は、わかりやすいレジュメを作成し、授業形式の口頭発表の準備をすること。 毎回、理論と実践とふまえた問いを自分の中で予め立てておくことが望ましい。 |
授業の形式 |
口頭発表者は、自分なりのコメントや問いかけを行い、考察を促すようにする。 授業形式の発表を行う立場として,聞き手の関心や理解を促す工夫を施すようにする。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
全員がプレゼンテーションを経験するようにする。適宜、ペアワークないしグループワークを取り入れるようにする。 発表者以外の受講生も議論における司会などを分担し、学生主体の授業雰囲気づくりに貢献する。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業への参加状況(30%)、プレゼンテーションと論述でのまとめ(25%)、レポート(45%)による総合的評価をする。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
受講生の皆さんが主体となり、分かりやすくプレゼンテーションをしてもらうよう、授業担当者は指導と支援に留意する。使用テキストのタイトルは心理学全般に関するものであるが、内容は学習・感情・集団など教育心理学における重要分野を扱っている。特に、取り上げられた領域が日常生活においてどのように活用できるか詳細に記されているため、心理学的知識や心理学的な考え方が日常生活ならびに教育実践にどのように活用できるかを考える上で示唆の大きいものである。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
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