科目情報
科目名 学校経営論 
クラス − 
授業の概要 学校経営を構成する人的・物的・財的条件ほか諸要素に即して、学校の実際を講義するとともに、学校とその経営を捉えるための基本的な論理と用語を取り上げ、考察、議論を進めます。 
授業の到達目標 学校経営の基本的な理解ができるようになるとともに、学校教育の議論を行う上での基盤的力量を得ること。 
授業計画
内容
1イントロダクション−学校とはどんな場か 
2学校を経営するという思惟(1)−目標設定とそのプロセスを考える 
3学校を経営するという思惟(2)−業務の達成と満足について 
4学校の人的条件(1)−「教える」ことの専門性とは 
5学校の人的条件(2)−教授・学習を支援するスタッフ 
6学校の人的条件(3)−学校はどんな「チーム」か 
7学校の物的条件(1)−教室という場の動態 
8学校の物的条件(2)−教育するのは教材/学習材か 
9学校の物的条件(3)−カリキュラムとは何か 
10学校の財的条件(1)−学校を支える公共財 
11学校の財的条件(2)−受益者負担の効用と限界 
12学校経営というコミュニケーション(1)−意思形成と意思決定 
13学校経営というコミュニケーション(2)−蓋然・創発というできごと 
14これからの学校経営 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 参考図書として、勝野正章・村上祐介『新訂 教育行政と学校経営』放送大学教育振興会(2020)、高見茂・服部憲児編著『教育経営』協同出版(2017)。この他、適宜、紹介します。 
自学自習についての情報 「クエリの森」、CiNii、Google Classroomに示される、授業者の論文を参照の上、授業に参加のこと。 
授業の形式 講義が中心ですが、授業者−学生、学生間の意見交換や議論を行います。 
アクティブラーニングに関する情報 テーマに即した資料の要約、検討、発表および意見交換を進めます。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 毎回の授業への参加と振り返り(60%)、ミニワーク(20%)、まとめのレポート(20%)で評価します。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 学校経営について考えるとは、学校に関する自身の認識や情感を問い直し、これらの理解や受け止めを広げ深めることに他なりません。教員志望の人も迷っている人も、自分が通ってきた学校を別の観点から捉え直したい、という学生を歓迎します。 
担当講師についての情報(実務経験) 独立行政法人教職員支援機構(NITS)ほか、各地の教育センターや教職員団体での研修経験を活かして、理論と実践を架橋する授業を進めていきます。