科目名 |
測定・検査法 |
クラス |
− |
授業の概要 |
測定・検査法は児童生徒の実態を客観的に把握し、教育活動等に活かすために用いられる。本講義では、主な測定や検査法について、その目的や方法等の解説を行う。そのうえで、児童生徒や保護者らに対する検査結果のフィードバックや今後の教育活動のあり方について検討する。 |
授業の到達目標 |
1.主な測定・検査法についての基礎的な知識を身につける。 2.児童生徒や保護者らに対する検査結果のフィードバックのあり方について考える。 3.測定・検査の結果をもとにした今後の教育活動のあり方について考えを深める。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | オリエンテーション:本講義の概要や到達目標、今後のスケジュール、成績評価の方法等について説明する。 |
2 | 測定・検査法の種類と目的 |
3 | 測定・検査法の進め方:留意点、倫理的使用、検査者の心得 |
4 | ビネー式知能検査:特色と内容 |
5 | ウェクスラー式知能検査@:特色と内容 |
6 | ウェクスラー式知能検査A:方法の実際 |
7 | ウェクスラー式知能検査B:分析・フィードバックのあり方 |
8 | KーABC@:特色と内容、方法の実際 |
9 | KーABCA:分析・フィードバックのあり方 |
10 | 日本版Vineland-U適応行動尺度・S-M社会生活能力検査:特色と内容 |
11 | 就労アセスメントツール@:TTAP(TEACCH Transition Assessment Profile)の特色と内容 |
12 | 就労アセスメントツールA:TTAP(TEACCH Transition Assessment Profile)の実際、分析・フィードバックのあり方 |
13 | 就労アセスメントツールB:BWAP2(Backer Work Adjustment Profile)の特色と内容 |
14 | 就労アセスメントツールC:BWAP2(Backer Work Adjustment Profile)の実際、分析・フィードバックのあり方 |
15 | 全体のまとめ:これまでの講義内容についての補足説明や復習を行う。 |
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テキスト・参考書 |
レジュメや資料を適宜配布する。 参考書:藤田 和弘 (監修), 熊谷 恵子 (監修), 熊上 崇 (編集)他(2022)『心理検査のフィードバック』図書文化社 参考書:梅永雄二・服巻智子(監修)(2018)『TTAP実践マニュアル〜自閉スペクトラム症の就労移行アセスメントツールの活用法』ASDビレッジ 参考書:梅永雄二 (監修, 翻訳)(2021)『発達障害の人の就労アセスメントツール: ◎BWAP2〈日本語版マニュアル&質問用紙〉』合同出版 |
自学自習についての情報 |
講義のテーマに関わる文献やニュースから積極的に情報収集を行うなど、予習・復習は各1時間程度行うことが望ましい。 |
授業の形式 |
基本的に講義形式だが、実際に検査器具にふれたり、模擬検査を行うことがある。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
適宜、グループディスカッションやペアワーク等を行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業参加の様子(発表・ディスカッションの様子、コメントシートの内容等)【50%】 最終試験(レポート)【50%】 レポートが未提出の場合は不可とする。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
特記事項なし |
担当講師についての情報(実務経験) |
特別支援学校の教員経験を有する。 |