科目情報
科目名 国語学演習B 
クラス − 
授業の概要 日本語の類義表現(動詞)の分析を通して、語彙論と文法論の基本を学ぶ。グループワーク中心の演習科目。
日本語学の基本となる「用例を集める/参考文献を集めて読み解く」→「分析する」→「発表する」というプロセスを学ぶ。 
授業の到達目標 1.日本語学で必要となる研究のプロセスを理解できる。
2.必要な参考文献を探索し、読み解き、分析に用いることができる。
3.用例を集め、分析し、その結果をまとめることができる。
4.分析した結果をわかりやすく伝えることができる。
5.グループワークで、メンバーと協力して作業を進めることができる。 
授業計画 以下は予定であり、受講者数などにより、受講生と相談のうえ、調整・変更することがある。
内容
1オリエンテーション 類義表現研究の意義と方法 「ホスとカワカス」を分析してみよう グループ分け 
2辞書記述の確認 文献の探し方 用例の集め方 
3文献の読み込み(1) 「アガル・ノボル」 「サガル・オリル・オチル・クダル」 
4文献の読み込み(2) 「アルキマワル・ブラツク・ウロツク」 「ツカレル・クタビレル」 
5文献の読み込み(3) 「サケル・ヨケル」 「チカヅク・チカヨル」 「アタル・ブツカル」 
6文献の読み込み(4) 「ムスブ・ユワエル・ツナグ・ククル」 「ツツム・クルム・マク」 「トク・トカス・ホドク・ホグス」 
7用例整理・発表準備(1)用例を持ち寄る 分析を始める 
8用例整理・発表準備(2)用例を分析する 結果をまとめる 
9用例整理・発表準備(3)発表資料を作る 
10用例整理・発表準備(4)発表資料を完成する 発表の練習をする 
11発表(1)「アガル・ノボル」 「サガル・オリル・オチル・クダル」 
12発表(2)「アルキマワル・ブラツク・ウロツク」 「ツカレル・クタビレル」 
13発表(3)「サケル・ヨケル」 「チカヅク・チカヨル」 「アタル・ブツカル」 
14発表(4)「ムスブ・ユワエル・ツナグ・ククル」 「ツツム・クルム・マク」 「トク・トカス・ホドク・ホグス」 
15この授業のまとめとふりかえり 
 
テキスト・参考書 [テキスト]なし
[参考書]柴田武他『ことばの意味 辞書に書いてないこと』平凡社(単行本1976 文庫本2002)
     小泉保他『日本語 基本動詞用法辞典』大修館書店(1989) 
自学自習についての情報 前半の文献の読み込みでは、内容を整理した資料を作成してもらいます。授業外に準備が必要です。
用例を集める作業は、文献を読んでいる間に、各自で行ってもらいます。
後半の発表準備の時間は授業中にも設けますが、時間が不足する場合は、授業外にも活動が必要になります。 
授業の形式 演習 
アクティブラーニングに関する情報 グループ活動(発表2回)が中心となります。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 1)毎時間の活動のふりかえり(30%)
2)前半の発表(20%)
3)グループ活動への参加状況(20%)
4)後半の発表(30%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項無し 
担当講師についての情報(実務経験) こちらを参照してください https://researchmap.jp/yakame-yoshimura-h