科目名 |
国語科教育演習A |
クラス |
− |
授業の概要 |
「『深い学び』のための国語表現演習」 小学校・中学・高等学校国語科の国語表現分野の授業者として求められる国語表現力(論理的文章、俳句・短歌、詩、物語・小説など)と、それを踏まえた「授業構想力・授業実践力」を高めることを目的とする。実際の実践現場的な平易(誰でもできる)な国語表現力を分析・検討し、すべての学習者に達成可能な国語表現の授業を構想する。演習発表(グループワーク)・解説講義のほか、学生担当による発表も取り入れ、国語表現分野の授業が構想・実践できる力を実践的に育成する。 |
授業の到達目標 |
「理解(特に読解)」偏重に陥っている国語実践を改善していくために、学校教育において学習者全員に習得が可能な国語表現力(特に詩歌・文章表現力)の分析・検討を行う能力と、授業者として必要な国語表現力の習得ができる。また、小学校・中学・高等学校国語科の国語表現の授業が構想できる。 |
授業計画 |
受講生の状況等により、取り扱う教材や取り上げる順序を変更する場合がある。
回 |
内容 |
1 | ガイダンス |
2 | 小学校における国語科表現学習の理念、方法、実際の考究 |
3 | 中学校・高等学校における国語科表現学習の理念、方法、実際の考究 |
4 | 「小論文(論理的文章)」表現の目的・方法の検討と実際の作品作成演習 |
5 | 作成された「小論文(論理的文章)」の講読を通した「小論文(論理的文章)」の特質・条件および教育原理の考究 |
6 | 「俳句」表現の目的・方法の検討と実際の作品作成演習 |
7 | 作成された「俳句」の講読を通した「俳句」の特質・条件および教育原理の考究 |
8 | 「短歌」表現の目的・方法の検討と実際の作品作成演習 |
9 | 作成された「短歌」の講読を通した「短歌」の特質・条件および教育原理の考究 |
10 | 「詩」表現の目的・方法の検討と実際の作品作成演習 |
11 | 作成された「詩」の講読を通した「詩」の特質・条件および教育原理の考究 |
12 | 「物語・小説」表現の目的・方法の検討と実際の作品作成演習 |
13 | 作成された「物語・小説」の講読を通した「物語・小説」の特質・条件および教育原理の考究 |
14 | 授業全体の総括 |
15 | まとめ ― 最終レポート作成に向けて ― |
|
テキスト・参考書 |
テキスト:プリント配布 参 考 書:小学校・中学校・高等学校国語教科書。 その他は授業中に紹介する。 |
自学自習についての情報 |
俳句・短歌・詩、物語・小説、及び新聞の社説等を表現面に注意して通読することを勧める。 |
授業の形式 |
「(1)課題の提示→(2)受講生による発表またはグループワーク→(3)授業者による説明」を繰り返す。ただし、受講生の人数によっては変更することがある。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
上述の「授業の形式」の(2)をもってアクティブラーニングの機会とする。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業への出席と取り組み(30%)、作品作成(50%)、レポート(20%)を目安として総合的に評価する。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
作成された作品はすべて共有するので、最初は心理的な負担を感じるかもしれないが、すぐに慣れて、楽しむことができるようになる。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
俳人・歌人(そのほか随筆、物語・小説創作者)の創作経験を活かし実践的な内容を展開する。 |