科目情報
科目名 古典文学特講 
クラス − 
授業の概要 和歌集や歌物語などを読解し、古典和歌について学ぶ。和歌は物語や日記、紀行文などあらゆる古典文学に登場する。和歌への理解を深めることは、日本の古典文学そのものへの深い理解につながるだろう。和歌の修辞技法や歴史的な変遷、作品における役割などを考察する。また、くずし字(変体仮名)の解読にも挑戦し、写本や版本の文章を読んでみる。 
授業の到達目標 ・和歌の特徴や性質、修辞技法について深く理解し、自分の言葉で説明することができる。
・古典文学の読解方法を身につけ、辞書や書籍を用いながら作品を読み解くことができる。
・くずし字の文章をある程度解読することができる。 
授業計画
内容
1ガイダンス 和歌の基本 
2枕詞・序詞 
3掛詞・縁語 
4『古今和歌集』の成立と構造 
5和歌の創作 
6歌合 
7歌物語 
8和歌と物語・くずし字の小テスト 
9贈答歌 
10私家集 
11日記と和歌 
12題詠・歌枕 
13本歌取り 
14『新古今和歌集』の成立と構造 
15総括・まとめのテスト 
 
テキスト・参考書 〔テキスト〕教員作成の資料を配付する。
〔参考書〕谷知子『和歌文学の基礎知識』(KADOKAWA、2016年)、渡部泰明『和歌のルール』(笠間書院、2014年) 
自学自習についての情報 授業後は資料を振り返り、内容を分かりやすく他者に説明できることを目安に復習しておくこと。授業で紹介した書籍、また自分で調べた関連書籍を積極的に読むことを心がけて欲しい。 
授業の形式 講義・演習・グループワークなどを併用 
アクティブラーニングに関する情報 学生による発表や創作活動、グループワーク、ディスカッション等を適宜行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 課題・ワークシート・小テストなど授業への主体的な参加度(50%)
まとめのテスト(50%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 毎回授業の最後には、その日の復習や次回の予習のためのワークシートに取り組んでもらう。
また授業アンケートを踏まえ、アクティブラーニングを積極的に取り入れていきたい。
なお受講者数や進度等を考慮し、内容を適宜変更することがある。  
担当講師についての情報(実務経験) 中学・高校での教員経験を活かし、教育現場に還元できるような講義内容を意識していきたい。