科目名 |
倫理学概論 |
クラス |
− |
授業の概要 |
倫理や道徳に関する問題は、ともすると「直観的な価値のぶつかり合い」や「感じ方や考え方は人それぞれ」に終わりやすい。しかし、倫理的・道徳的問題について筋道立てた検討や議論をおこなうことは可能である。この講義では、倫理学の基本的な問題や論点について事例などをもとにしながら検討する。 |
授業の到達目標 |
1.倫理や道徳の基本的な問題や論点について理解するとともに、倫理学的な見方・考え方を身につけている。 2.将来、教員として「道徳を教える」ための必要な基本的な理解をえている。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | ガイダンス:授業の概要と授業の進め方 |
2 | 1.道徳性の基盤 1.1道徳の理由 |
3 | 1.道徳性の基盤 1.2道徳的な感覚 |
4 | 1.道徳性の基盤 1.3合理性と道徳性 |
5 | 2.自由とは何か 2.1どうであれば自由か |
6 | 2.自由とは何か 2.2自由と必然性 |
7 | 2.自由とは何か 2.3自律としての自由 |
8 | 中間試験と解説 |
9 | 3.個人の自由と社会 3.1自由の共存 |
10 | 3.個人の自由と社会 3.2共存のルール |
11 | 3.個人の自由と社会 3.3社会的規制の事例 |
12 | 4.自己決定と干渉 4.1当人のための干渉 |
13 | 4.自己決定と干渉 4.2干渉の条件 |
14 | 4.自己決定と干渉 4.3自己決定と自己責任 |
15 | 4.自己決定と干渉 4.4選択と随意性 |
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テキスト・参考書 |
テキストはもちいず資料を配布する。 参考書 I・カント『道徳形而上学原論』岩波文庫、J・S・ミル『自由論』岩波文庫 |
自学自習についての情報 |
第2〜7回、第9〜15回は、配布資料および授業内容について復習し理解を深めておくこと。第8回は第2〜7回で取り上げた内容を範囲とする中間試験をおこなうので、それに向けて準備をしておくこと。 |
授業の形式 |
講義形式+ディスカッション |
アクティブラーニングに関する情報 |
ディスカッション的な要素を取り入れて授業を進める。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業への参加状況(30%)、中間試験(30%)、期末試験(40%) |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
特記事項なし。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
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