科目名 |
自然地理学 |
クラス |
− |
授業の概要 |
自然地理学とは、地球上の自然環境を構成する諸要素を総合的・有機的に捉える地理学の一分野である。この講義では、日本や世界各地の地形、気候、水文、植生、土壌等に関わる自然地理学の基礎知識を概説する。 |
授業の到達目標 |
人間の生活の舞台である土地の成り立ちを理解する。自然地理学の知識を背景に、地理的な見方、考え方で空間を読み解く力を得る。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 自然地理学の基礎と研究事例 |
2 | 自然地理学と関連する地図の読み取り |
3 | 大地形 |
4 | 小地形:河川地形と海岸地形 |
5 | 小地形:その他の地形 |
6 | 気候 |
7 | 災害地理学 |
8 | 自然地理学と関連する地理情報の活用 |
9 | スマートフォンを用いた自然地理情報の取得 |
10 | ジオパークと自然保護 |
11 | 事例で学ぶ自然地理学:東近江市周辺の伝統的な水害対策施設の分布と消失 |
12 | 事例で学ぶ自然地理学:三次元地理情報の取得手法とその解析 |
13 | 事例で学ぶ自然地理学:霊仙山の地形と植生 |
14 | 事例で学ぶ自然地理学:田谷の洞窟の保存活動 |
15 | まとめ:自然地理学の展望とその教育 |
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テキスト・参考書 |
参考書:岩田修二(2018)統合自然地理学 ISBN-978-4-13-022501-4 |
自学自習についての情報 |
自然地理学は専門用語が頻出するが、暗記では回答できない問題を定期試験で出題する。用語の意味を理解するには、授業の予習復習が必須である。 |
授業の形式 |
講義 |
アクティブラーニングに関する情報 |
授業後のコメントカードの記載、授業内でのグループワーク、地図の読み取りなどに積極的に取り組む。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
平常点(50点・授業で出題する複数の小課題)と期末試験(50点)の合計100点満点で評価する。期末テストでは、自然地理学の知識、地図の活用の技能を要求する問を出題する。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
本授業ではスマートフォンやPCのようなデジタル機器を利用する。各自、授業前にGoogleアカウントを取得すること。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
立命館大学アートリサーチセンターに勤務。専門は、デジタル技術を活用した地理教育。地形・環境教育に関する論文も執筆。 |