科目情報
科目名 地理学特講 
クラス − 
授業の概要 地理学習で重要な地域産業(主に食品製造業)について、事前学習(デスクワーク)と現地実習(フィールドワーク)の両面から学びます。
【対象地域】香川県小豆島
【授業テーマ】気候は農業に、農業は食品加工業に影響を与え、両者が観光産業の基盤にもなることを理解する。
【宿泊】香川県土庄町または小豆島町で連泊(2泊3日)
【宿泊費(2泊食事込・税サ込の概算)】20,000円
【現地交通費・入場料等】総額で約10,000円(現地までの往復交通費と昼食費は含みません)。
【事前学習実施日程】2024年4月27日(土)12:00〜15:10、同7月6日(土)12:00〜15:10、同7月27日(土)12:00〜13:30⇒いずれも昼食を済ませて正午開始。★大学行事の関係で各日とも翌日の日曜日になることがあります。
★注意★ 当科目は正課の授業です。課外活動等で事前学習を2回以上休む必要のある方、現地実習当日に公式戦や教員採用試験が設定される可能性のある方は、受講登録を控えてください。また、極めて特別な場合を除いてキャンセルは認めません。
【現地実習実施日程】2024年8月20日(火)〜22日(木)★宿泊施設・現地機関との調整で変更がある場合は香川研究室の掲示板で告示します。
【受講制限あり】18名(現地授業を合同実施する大学院科目の受講希望者数に応じ4名を上限に定員を増やすことがあります)、3回生以上を優先ですが人数に余裕があれば1・2回生も受講できます。 
授業の到達目標 ・地域調査に先立つ文献の読解、まとめ方を身につけることができます。
・教員採用試験で頻出する地形図の読図に慣れることができます。
・集落や都市の景観や機能に関する地理学的な観察手法、地図表現手法を身につけることができます。
・2022年度から実施された高等学校地理歴史科における「地理総合」の必履修化に対応しています。。
・小学校生活科および社会科、中学校社会科地理的分野、高等学校地理歴史科「地理総合」と「地理探究」で応用できる「地理的な見方・考え方」を身につけて、児童生徒を「主体的・対話的で深い学び」へ導いていける能力を育成することができます。 
授業計画
内容
1【事前学習(1)】第1回事前学習会(4月27日、12:00〜13:30):本授業科目の受講ガイダンス、および対象地の概況説明。 
2【事前学習(2)】第2回事前学習会(4月27日、13:40〜15:10):対象地域に関する文献を分担して精読し要旨をまとめるための担当文献の決定。 
3【事前学習(3)】第3回事前学習会(7月6日、12:00〜13:30):対象地域(主に土庄町)に関する文献要旨の発表と討論,あるいは対象地域の地形図の読図演習。 
4【事前学習(4)】第4回事前学習会(7月6日、13:40〜15:10):対象地域(主に小豆島町)に関する文献要旨の発表と討論、あるいは対象地域の地形図の読図演習。 
5【事前学習(5)】第5回事前学習会(7月27日、12:00〜13:30):現地授業の詳細についての説明と最終確認。宿泊費などの事前集金。 
6★以下の現地授業予定は、現地機関との調整の結果、順序や内容が変わることがあります。また、各回の授業時間には時間的な幅があります。現地集合は、京都を当日早朝に発てば間に合うように設定します。
【現地授業1日目(1)、8月20日(火)@】土庄港で集合、土庄港周辺の港湾地区の産業集積を現地観察 
7【現地授業1日目(2)、8月20日(火)A】土庄町中心部の構造把握(徒歩によるエクスカーション) 
8【現地授業1日目(3)、8月20日(火)B】土庄町における食品産業(ゴマ油など)の実情を見聞 
9【現地授業1日目(4)、8月20日(火)C】宿舎での夕食後に第1日目の振り返りによる議論 
10【現地授業2日目(1)、8月21日(水)@】オリーブ農園とオリーブを活用した観光産業の実情を見聞 
11【現地授業2日目(2)、8月21日(水)A】醤油製造業の実情を見聞 
12【現地授業2目目(3)、8月21日(水)B】素麺製造業の実情を見聞 
13【現地授業2日目(4)、8月21日(水)C】宿舎にて第2日目の振り返りによる議論 
14【現地授業3日目(1)、8月22日(木)@】小豆島屈指の観光スポット「二十四の瞳 映画村」で地域振興と戦中の教育を考える 
15【現地授業3日目(2)、8月22日(木)A】映画村の一画で全体の振り返り、最終レポートの作成と提出。夕刻のフェリーで神戸港まで、そこから鉄道で当日夜に帰洛できます。 
 
テキスト・参考書 【参考書】★未読の方は必ず読んでおいてください。
壷井栄『二十四の瞳』(多くの出版社が版を重ねています) 
自学自習についての情報 事前学習における文献精読と要旨まとめ、地形図読図模擬問題は全て自学自習を要します。 
授業の形式 【事前学習】講義およびゼミ形式の演習
【現地実習】フィールドワークと現地討論 
アクティブラーニングに関する情報 本授業科目は事前学習と現地実習の双方で主体的かつ対話的なアクティブラーニングを取り入れています。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 事前学習と現地実習での取組(出席回数ではなく積極的な参加状況)から総合的に評価します(100%)。
受講生数が本学の規準を満たす場合は、それに基づいた成績分布となるよう評価(第一段階で絶対評価して第二段階でそれを相対化)しますが、受講者数が規準に満たない場合はこの限りではありません。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 本授業科目は授業アンケートの対象外科目のため特記事項はありません。 
担当講師についての情報(実務経験) 「地理学概論」の当欄を参照してください。