回 |
内容 |
1 | イントロダクション−環境の限界/資源の限界− |
2 | 環境社会学とは 環境社会学の定義と目的,文化と社会の違いと環境政策,環境社会学の主要な問題領域 |
3 | 環境問題とエコシステム−人びとの暮らしと自然− 自然と人間とのつきあい,沈黙の春,社会システムとエコシステム,ゾーンニング |
4 | 生活の現場という発想(1)−琵琶湖の水問題から考える− 開発という善行,自然保護という正義,住民の自然観,生活世界のモノカルチャー化 |
5 | 生活の現場という発想(2)−琵琶湖の開発問題から考える− 環境保全をめぐる認知のメカニズムと実践のシステム,近代知の功罪,生活知の可能性 |
6 | 生活環境主義という(1)ー発想の原点− 生活環境主義の理念ー方法,自然環境主義(エコロジー論)/近代技術主義(近代化論) |
7 | 生活環境主義というアイデア(2)ー方法論− 経験論,3つの行為基準,共同占有権,環境権,そこに住む者の権利 |
8 | 四大公害の一つ、水俣病について考える(1)−被害構造論を学ぶ− 熊本水俣病,もやいの海,被害者一家の40年,加害の構造・被害の構造 |
9 | 四大公害の一つ、水俣病について考える(2)−公害問題と環境運動− 被害者運動,裁判、社会構造とセルフ,アミニズムとエコロジー,水俣病は終わらない |
10 | 四大公害の一つ、水俣病について考える(3)−フォトランゲージ(ワークショップ)− 水俣の今や昔の写真を見て、数人で話し合いながら写真を読み解く。 1枚の写真から、自由に考え、いろいろな考え方と出会うことで、気づきや発見が学びにつなげる。 |
11 | 受益圏・受苦圏論(1)−大規模開発計画と加害者・被害者− 開発主義,テクノクラートの視角,生活者の視角,新幹線公害 |
12 | 受益圏・受苦圏論(2)−大規模開発計画と加害者・被害者− 受益圏・受苦圏論,被害構造の複合性とその変動過程,豊島事件 |
13 | 社会的ジレンマ論(1)−環境問題の歴史的変化と構造的把握− 現代の環境問題の特徴,共有地の悲劇, えりも岬に春を呼べ・北の家族の40年 |
14 | 社会的ジレンマ論(2)−構造化された選択肢− 集合財をめぐる合理性の背理,牧人のジレンマ,囚人のジレンマ, 持続可能な開発目標(SDGs) |
15 | ゴミ問題の先に見えるもの 放射性廃棄物処分,NIMBY(ニンビィ: Not-In-My-Backyard),公論形成の場,熟議民主主義 まとめ−環境社会学の到達点と課題− |