科目名 |
政治学特講 |
クラス |
− |
授業の概要 |
日々政治に関するニュースに触れながらも、多くの人間にとって政治はわかりにくく、興味の持てない領域にとどまっている。本科目では、こうした敬遠されがちな分野を中学校、高等学校でわかりやすく教えられるように、日本の統治機構および戦後政治史について基礎的な事項を解説する。 |
授業の到達目標 |
1.日本および諸外国の政治制度、それらの意図していることについて、一定の知識を習得することができる。 2.日々の政治報道を理解できるようになる。 3.現代の政治に関して、制度の正確な理解に基づきながら批判的に考察することができるようになる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | イントロダクション −現代民主主義国家における民主主義のヴェクトルと指導のヴェクトル |
2 | 日本国憲法がデザインしている日本の議院内閣制 −明治憲法との対比で |
3 | 現代政治における政党の意義 |
4 | アメリカの大統領制 |
5 | 議院内閣制と大統領制の対比 −議会の二類型 |
6 | 選挙制度と議会制民主主義の二類型 |
7 | 日本の国会 |
8 | 日本の立法過程の問題点 |
9 | 日本の内閣と官僚制 |
10 | 現代政治における行政の優位と政治家 |
11 | 投票行動 |
12 | 利益団体 ―多元的民主主義― |
13 | 地方自治 |
14 | 戦後日本の諸々の政治的立場 |
15 | 戦後日本政治史−六〇年安保を中心に |
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テキスト・参考書 |
[参考書]久米郁夫『政治学』(有斐閣)毎回レジュメを配布し、参考書を適宜指示する。 |
自学自習についての情報 |
配布されたレジュメを次の授業までに丹念に読み直しておくこと。授業の内容を思い出しながら、新聞の政治欄やニュースを日々見ておくこと。レポート作成のため、指示した文献を読むこと。 |
授業の形式 |
講義形式。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
できるだけディスカッションを行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
課題レポート(2回実施、各50%) |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
前回授業アンケートの結果、他の国の政治制度についての説明を増やした。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
免許更新講習講師、高校生への授業提供、京都市教育委員会夏季研修講師の経験がある。 |