科目情報
科目名 社会科教育演習IA 
クラス e 
授業の概要 授業では、社会学的な想像力を鍛えながら、さまざまな社会的な出来事を分析する力とを養うとともに、既知を組み換えるものの見方の「おもしろさ」を発見する。 
授業の到達目標 社会的な出来事を分析するためには、興味のある分野を検索し蓄積されてきた研究の動向をつかんだうえで目的を明確にすることが求められる。授業では、文献の講読を通じてそのための基礎的な力を身につける。 
授業計画 受講者と相談しながら、授業のスケジュールや内容について決定します。議論すること、自らの思考を文字に書いて論理的に表現することを大切にしたいと思います。
内容
1イントロダクション 
2文献の講読(1):合理性の非合理的基礎(『脱常識の社会学』第1章) 
3文献の講読(2):神の社会学(『脱常識の社会学』第2章) 
4文献の講読(3):権力の逆説(『脱常識の社会学』第3章) 
5文献の講読(4):犯罪の状態性(『脱常識の社会学』第4章) 
6文献の講読(5):愛と所有(『脱常識の社会学』第5章) 
7文献の講読(6):社会学は人工知能を活かせるか?(『脱常識の社会学』第6章) 
8卒業研究の進め方 
9文献の購読(7):情報化/消費化社会の展開(『現代社会の理論』第1章) 
10文献の講読(8):環境の臨界/資源の限界(『現代社会の理論』第2章・第3章) 
11文献の講読(9):南の貧困/北の貧困(『現代社会の理論』第4章) 
12文献の講読(10):未来の消失? 現代の矛盾(『現代社会はどこに向かうか』第1章・第2章) 
13文献の講読(11):「現代」とはどういう時代か(『現代社会はどこに向かうか』第3章・第4章) 
14文献の講読(12):情報化/消費化社会の臨界(『現代社会はどこに向かうか』第5章・第6章) 
15卒業研究の経過報告/全体のまとめ 
 
テキスト・参考書 ランドル・コリンズ『脱常識の社会学−社会の読み方入門』(岩波現代文庫)
見田宗介『現代社会の理論』(岩波新書)
見田宗介『現代社会はどこに向かうか―高原の見晴らしを切り開くこと』(岩波新書)
輪読の選書は、受講生と相談しながら決定していく。変更する場合がある。 
自学自習についての情報 第1回目の授業時に詳細を説明するので、その指示に従い自学自習に取り組むこと。 
授業の形式 演習 
アクティブラーニングに関する情報 ディスカッションを通じ授業内容の理解を深める。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点)
発表報告の内容(40%)、ディスカッションへの参加態度(40%)、コミュニケーションシートの作成(20%)により評価します。
 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 授業の一部において「社会科教育演習IIA(e)」と合同で実施します。 
担当講師についての情報(実務経験)