科目情報
科目名 社会科教育演習IIA 
クラス b 
授業の概要 卒業論文の執筆に向け、構想発表や論議を行う。 
授業の到達目標 各自が卒業論文のテーマを固め、先行研究を整理すると共に、必要な史資料の所在を確認する。教員になった時に備え、自ら考え、分析する力を養う。 
授業計画 例えば、次のように進める。
内容
1構想発表:なぜそれをやりたいのか。 
2構想発表:それをすることにどのような意味がありそうか。 
3構想発表:実現可能な研究なのか。 
4構想発表:論文の手続きについて学ぶ。 
5構想発表:類似した研究の有無について。 
6研究史のまとめ:既知の先行研究を提示する。 
7研究史のまとめ:京都府立図書館での先行研究の調査。 
8研究史のまとめ:国会図書館での先行研究の調査。 
9研究史のまとめ:各地の資料館の史料は、どの程度活用されてきたか。 
10研究史のまとめ:個々の先行研究を研究史上に位置づけ直す。 
11中間報告:なぜそのような研究史が生み出されたのか。 
12中間報告:先行研究で活用されてきた史資料と、使われてこなかった史資料。 
13中間報告:何をどうやれば、新たなものを生み出せるか。 
14中間報告:史資料の調査について。 
15中間報告:結論。 
 
テキスト・参考書 テキストは特に指定しない。参考書(参考となる雑誌論文)は、各自の関心に応じて提示する。『シリーズ日本近現代史』1〜10(岩波書店)、『世界史史料』1〜12(岩波書店)、なども読んでおいてほしい。 
自学自習についての情報 教員採用試験・就職活動などで忙しい時期だが、卒業論文に後期から取りかかるのでは間に合わない。先行研究を読んで整理するなど、一定の準備をしておいてほしい(『史学雑誌』『史林』『歴史学研究』などの歴史学の総合誌を読み、概説と論文の違いを理解しておくことが望まれる)。 
授業の形式 演習 
アクティブラーニングに関する情報 グループ・ディスカッションなどを行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 報告の内容(60%)と授業への参加状況(40%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特になし。
4回生対象。 
担当講師についての情報(実務経験)