科目名 |
幾何学本論I |
クラス |
− |
授業の概要 |
図形を代数的にとらえる代数的位相幾何学の入門を学ぶ. 図形を適切に分割し,その形そのものを分析する概念・計算方法を理解する. |
授業の到達目標 |
Z加群の準同型や商を計算できるようになる. グラフ・曲面のホモロジー群を計算できるようになる. ホモロジー群によって計算できる幾何学的特徴を理解する. 複数のホモロジー理論について,それぞれの長所を比較できるようになる. |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | Z自由加群 |
2 | 商と準同型定理 |
3 | 複体のホモロジー群 |
4 | 単体的複体の定義と例 |
5 | 単体的複体のホモロジー群(1)計算 |
6 | 単体的複体のホモロジー群(2)定義 |
7 | 胞体複体のホモロジー群 |
8 | 中間テスト |
9 | ホモトピーと位相 |
10 | 複体とホモロジー群の代数的性質 |
11 | 相対ホモロジー群 |
12 | 切除定理 |
13 | ホモロジー完全列 |
14 | 特異ホモロジー群 |
15 | ホモロジー群のホモトピー不変性 |
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テキスト・参考書 |
参考書: トポロジーの基礎 上,河澄 響矢(著),東京大学出版会,ISBN: 978-4-13-062925-6 復刊 位相幾何学−ホモロジー論−,中岡 稔(著),共立出版,ISBN: 9784320016248 |
自学自習についての情報 |
講義中に行った演習の復習,講義ノートの復習,課題を行う. |
授業の形式 |
講義形式で行う.講義時間内に演習も行う. |
アクティブラーニングに関する情報 |
演習時間に,学生同士ディスカッションをして理解を深める. |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
課題20%,中間テスト20%,期末テスト60%. |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
幾何学序論I・IIの内容を既習事項として用いる. 幾何学演習の内容については必須ではないが,理解していることが望ましい. 既修者を除き,代数学本論Iを並行して履修することを推奨する. |
担当講師についての情報(実務経験) |
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