科目情報
科目名 化学II 
クラス − 
授業の概要 (前半)
 化学Iに引き続いて、化学で知っておくべき基礎的内容を取り上げる。原子論に基づいた化学の考え方を中心に話を進める予定である。
(後半)
 有機化学と高分子化学の内容を取り上げる。講義形式ではあるが,種々の事項の暗記を目的とせず,化学の基礎的な概念を構築することを目的としている。また。できるだけ実体験と関連づけながら話を進める予定である。 
授業の到達目標 理系の学生に必要な化学の基礎的内容を修得し,さらに専門的な学習,教材研究等に役立てることができる。 
授業計画 前半(第1〜 8回): 向井 浩
後半(第9〜15回): 鈴木 祥子
内容
1原子軌道と混成軌道 
2分子の形 
3金属結晶の構造と性質 
4イオン結晶の構造と性質 
5物質の状態変化 
6エンタルピーとエントロピー 
7化学反応とエネルギー 
8前半の学習のまとめと振り返り 
9有機化学序論 
10構造異性体、立体異性体 
11脂肪族化合物1(アルカン、シクロアルカン) 
12脂肪族化合物2(アルケン、アルキン) 
13脂肪族化合物3(アルコール、アルデヒド、ケトン) 
14脂肪族化合物4(カルボン酸誘導体、アミン類) 
15芳香族化合物の構造と反応 
 
テキスト・参考書  プリントを配布する。参考になるような良書については講義中に適宜紹介をする。
授業前半の参考書:若狭雅信、大学の基礎化学、丸善出版、2021
 有機化学の参考書には体系的なものを勧める。以下に初めて学ぶ場合に向けたものから、より詳しく学習するもの向けの書籍を紹介する。
参考書:齋藤勝裕,ステップアップ 大学の有機化学,裳華房,2009.
    加納航治,基本有機化学,三共出版,2009.
    J. McMurry著,伊東 椒,児玉三明訳,マクマリー有機化学概説 第7版,東京化学同人,2017. 
自学自習についての情報 配布資料を用いて、授業内容についての予習と復習を行うこと。
適宜、授業内容に関する小テスト、または、演習問題のレポートを課すので、配付資料や参考書を用いて解答すること。 
授業の形式 講義 
アクティブラーニングに関する情報 受講生との質疑応答、問題演習を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) (1) 授業内での参加度(20%)
(2) 課題レポート(10%) 
(3) 期末試験(70%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 「物理化学概論」、「無機・分析化学概論」、「有機化学概論」、「生物化学概論」とも関連するので、これらを後に受講することが望ましい。 
担当講師についての情報(実務経験)