科目名 |
栽培と環境 |
クラス |
− |
授業の概要 |
水田での水稲栽培と畑でのダイズ栽培を取り上げ、それぞれの栽培の発展過程、現在の技術の内容と特色を解説する。そして、水稲およびダイズの有機栽培(化学肥料および農薬を用いない栽培)の事例を対象に、考え方、利点および問題点を検討する。それらをふまえて“有機農業”の考え方と持続の要件を論じる。 |
授業の到達目標 |
“有機農業”の意義と成立要件を理解することで、栽培と環境に関する諸問題を科学的に分析し論じることができるようになる。 |
授業計画 |
次の15回の授業を実施する。
回 |
内容 |
1 | 栽培の起源 |
2 | 水稲栽培1:イネの形態と生育(植物としての特性) |
3 | 水稲栽培2:生育診断と収量形成 |
4 | 水稲栽培3:収量阻害要因と多収要因、多収技術 |
5 | ダイズ栽培1:ダイズの形態と生育(植物としての特性) |
6 | ダイズ栽培2:収量形成、収量およびイネ収量の違い |
7 | ダイズ栽培3:収量阻害要因と多収要因 |
8 | 有機農業1:定義、系譜と現状 |
9 | 有機農業2:水稲の無施肥栽培の事例 |
10 | 有機農業3:水稲の無施肥栽培の収量維持要因 |
11 | 有機農業4:ダイズの無施肥栽培の事例と収量維持要因 |
12 | 農薬および化学肥料の使用量を減らした栽培の普及と問題点 |
13 | 環境と調和した効率的生産システムとしての有機農業の持続性要件 |
14 | レポート発表1 |
15 | レポート発表2 |
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テキスト・参考書 |
授業で資料を配布する。 参考書:大門弘幸編 作物学概論 第2版 朝倉書店 |
自学自習についての情報 |
講義ノートの作成を課す。講義中に、前回の講義内容について発言を求めるので、それに応じられるように講義ノートを綿密に作成するとともに、その内容を復習しておくこと。 |
授業の形式 |
講義と質問形式 |
アクティブラーニングに関する情報 |
講義ごとに質問票の提出を求める。次回の講義で質問に答えるとともに内容に応じて討論を行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業参加の積極性(出席と質問、討議)50点 レポート 50点 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
特記事項なし |
担当講師についての情報(実務経験) |
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