科目情報
科目名 かな書法I 
クラス − 
授業の概要 関戸本古今集と同系統とされる古典の原寸・拡大臨書、倣書を通して仮名の線の引き方、文字造形、連綿などの仮名表現を修得させる。 
授業の到達目標 11世紀後半頃の作とされる関戸本古今集とその系統とされる古典に着目し、仮名表現の多彩さを研究する。 
授業計画
内容
1仮名の成立と種類 仮名の表現 仮名の流れ 
2関戸本古今集(春・夏の歌の部分の原寸臨書) 
3関戸本古今集(秋・恋の歌の部分の原寸臨書) 
4関戸本古今集(原寸倣書) 
5関戸本古今集(拡大臨書 半切大 和歌1首) 
6関戸本古今集(拡大倣書 半切大 和歌1首) 
7関戸本古今集(拡大臨書 2.6×6尺横 和歌4首) 
8関戸本古今集(拡大倣書 2.6×6尺横 和歌4首) 
9本阿弥切(原寸臨書) 
10本阿弥切(原寸倣書) 
11和泉式部族集切(原寸臨書) 
12和泉式部族集切(原寸倣書) 
13針切(原寸臨書) 
14針切(原寸倣書) 
15本阿弥切・和泉式部族集切・針切から1つ選択して和歌3首(拡大臨書 2.6×6尺横) 
 
テキスト・参考書 日本名筆選19 関戸本古今集
日本名筆選29 本阿弥切
日本名筆選25 針切・和泉式部続集切
 
自学自習についての情報 上記の参考書を初回までに購入しておくこと。
授業計画に表記されているサイズの用紙と、それに見合った筆を用意すること。
授業時間内に作品が完成しない場合は、次時までに完成させること。
授業時間内に書ける作品には限りがあるので、授業時間外にも学習することが望ましい。 
授業の形式 実習 
アクティブラーニングに関する情報 課題解決のための自己批正・相互批正を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 提出作品(70%)・授業への参加態度(30%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 書の学習は日頃より各自で練習することが大切である。よって、条幅等授業時間外に課題を課すことがある。
授業で取り扱う古典について、臨書および創作ができる技量を必要とする。 
担当講師についての情報(実務経験) 担当講師は高等学校で勤務した経験があり、学校現場の生徒の実態を踏まえながら授業をすすめ、より実践的な内容を探究する。