科目情報
科目名 作曲III 
クラス − 
授業の概要 和声の知識をより発展させながら分析の基礎を学ぶことで、分析的に楽曲を見る能力を養います。後半では教科書に掲載されている鑑賞教材を分析し、発表を行います。自ら課題を設定し、楽曲を制作し試演会で発表します。 
授業の到達目標 1 作曲T、Uで身につけた知識をさらに深めることができる
2 楽式と楽曲分析の基礎的な知識を得ることができる
3 感受と知識を結びつけながら楽曲分析を行い、新たな課題を見出すことができる
4 自ら設定した課題をもとに楽曲を制作することができる 
授業計画 以下記載されている内容のほかに、15週を通じて和声法の課題を継続的に実施します。
内容
1楽式の基礎(1)1〜3部形式、ロンド形式、複合3部形式、変奏曲形式ほか 
2楽式の基礎(2)ソナタ形式 
3形式分析:ベートーヴェン《交響曲第5番》 
4動機分析の基礎 
5動機分析(1):ベートーヴェン《交響曲第5番》第1楽章 
6動機分析(2):ベートーヴェン《交響曲第5番》第2、3楽章 
7動機分析(3):ベートーヴェン《交響曲第5番》第4楽章 
8和声分析の基礎 
9鑑賞教材概観 
10履修者による鑑賞教材分析発表(1)声楽曲
楽曲制作の準備:課題設定 
11履修者による鑑賞教材分析発表(2)器楽曲
楽曲制作(1)楽器法の確認 
12履修者による鑑賞教材分析発表(3)管弦楽曲
楽曲制作(2)構成の決定 
13楽曲制作(3)細部の検討  
14楽曲制作(4)全体の調整 
15試演会 まとめと振り返り 
 
テキスト・参考書 『名曲で学ぶ楽式と分析』音楽之友社。
『和声のしくみ・楽曲のしくみ 4声体・キーボード・楽式・作曲を総合的に学ぶために』音楽之友社  
自学自習についての情報 課題や作品を自分で演奏する、あるいは録音を聴き、楽譜と実際の音楽を関連させることを習慣づけましょう。 
授業の形式 講義形式を基本としながら、制作については個別指導で進めます。 
アクティブラーニングに関する情報 分析結果により音楽のどのような側面が明らかになったか、それらがどのような感受をもたらすかを主題にグループディスカッションします。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 分析(50%)と作品発表(50%)で評価します。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 作曲TおよびUを履修していることが履修条件となります。
受講者の音楽経験、授業実施形態の変更などを鑑み、授業内容を変更することがあります。 
担当講師についての情報(実務経験)