科目情報
科目名 社会科教育実践演習 -西洋史- 
クラス − 
授業の概要 本授業では英語文献も活用しながらヨーロッパの古代から近現代までの研究動向を概観し、それぞれの時代について議論されていることを把握する。そのうえで、西洋史における議論をどのように日本史と接続し、また社会科教育に活かしていくことができるのかを考えていく。 
授業の到達目標 ・西洋史研究の現況を理解することができる。
・英語の文献を読解することができる。
・歴史研究の具体的なテーマについて議論することができる。
・最新の専門研究と社会科教育の橋渡しができる。 
授業計画
内容
1イントロダクション 
2古代史研究の現況と課題(1)―ギリシア・ローマ 
3古代史研究の現況と課題(2)―ポスト・ローマ 
4西洋古代史と社会科教育 
5中世史研究の現況と課題(1)―中世世界の形成と拡大 
6中世史研究の現況と課題(2)―中世末の危機 
7中世史の日欧比較と社会科教育 
8近世史研究の現況と課題(1)―国家の形成 
9近世史研究の現況と課題(2)―グローバル化の始まり 
10ヨーロッパの世界進出と日本―グローバル化の歴史と社会科教育 
11近現代史研究の現況と課題(1)―ナショナリズムの時代 
12近現代史研究の現況と課題(2)―グローバル化の加速 
13近現代史の現況と課題(3)―二つの世界大戦 
14ヨーロッパ近現代史研究と社会科教育 
15まとめ―古代から近現代までを概観して 
 
テキスト・参考書 [参考書]H. Scott (ed.) The Oxford Handbook of Early Modern European History, 1350-1750, 2 vols, OUP (2015);金澤周作ほか編『論点西洋史学』ミネルヴァ書房(2020年);服部良久ほか編著『大学で学ぶ西洋史:古代・中世』ミネルヴァ書房(2006年);小山哲ほか編著『大学で学ぶ西洋史:近現代』ミネルヴァ書房(2011年)  
自学自習についての情報 授業前に各回で扱う研究動向やテーマについて調べておくこと。英語文献の予習も適宜行うこと。 
授業の形式 演習 
アクティブラーニングに関する情報 授業での発表と議論への参加が求められる。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 成績は授業におけるテクストおよびその背景の理解度(70%)と、授業に取り組む姿勢(出席状況、発言の回数など:30%)をもとに評価する。  
その他(授業アンケートへのコメント含む) 受講者の人数と関心によって日程と内容を変更することがある。 
担当講師についての情報(実務経験) 特記事項なし