科目名 |
障害児教育I |
クラス |
− |
授業の概要 |
本講義では、障害児教育のなかでも、主に知的・発達障害児の卒業後の社会生活を見据えたキャリア教育や職業教育に焦点を当てる。現在の障害者雇用や就労支援、福祉的就労、進学などの現状から、学校教育との連環について考えたい。 |
授業の到達目標 |
1.卒業後の社会生活を見据えたキャリア教育や職業教育の基礎的な知識を身につける。 2.現在の障害者雇用や就労支援、福祉的就労、進学などの現状を知り、学校教育との連環について考える。 3.障害のある本人が望む生活を送るための教育や支援のあり方について考えを深める。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | オリエンテーション:本講義の概要や到達目標、今後のスケジュール、成績評価の方法等について説明する。 |
2 | 知的・発達障害者のキャリアにおける現状と課題:QOL、QWL、ディーセントワーク |
3 | 学校教育におけるキャリア教育・職業教育の現状と課題:職業体験・現場実習のあり方、関係機関との連携 |
4 | 障害者の就労@:一般就労・特例子会社 |
5 | 障害者の就労A:福祉的就労(就労継続支援A型・就労継続支援B型)、就労移行支援 |
6 | 障害者の進学:大学、職業訓練校、専門学校など |
7 | ライフキャリア教育@:人間関係や社会関係についての学び |
8 | ライフキャリア教育A:健康(ウェルビーイング)な生活を送るために |
9 | 卒業後の社会生活@:多様な生活スタイル(一人暮らし・グループホーム・入所施設など) |
10 | 卒業後の社会生活A:余暇や生きがい |
11 | 卒業後の社会生活B:同棲・結婚・パートナーシップ |
12 | キャリアパスポートの作成に向けて@:小学生・中学生対象 |
13 | キャリアパスポートの作成に向けてA:高校生対象 |
14 | 今後のキャリア教育や職業教育のあり方について(グループディスカッション) |
15 | 全体のまとめ:これまでの講義内容についての補足説明や復習を行う。 |
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テキスト・参考書 |
レジュメや資料を適宜配布する。 参考書:全国特別支援学校知的障害教育校長会 (著)菊地 一文 (監修)(2021)『知的障害教育における「学びをつなぐ」キャリアデザイン』ジアース教育新社 参考書:参考図書:門下祐子(2023)『シンプル性教育 いっしょに話そう!くらす・はたらくに活かす「性」のこと』一般社団法人スローコミュニケーション |
自学自習についての情報 |
講義のテーマに関わる文献やニュースから積極的に情報収集を行うなど、予習・復習は各1時間程度行うことが望ましい。 |
授業の形式 |
基本的に講義形式で進めるが、適宜、個人発表やグループディスカッション等を行う。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
適宜、グループディスカッションを行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業参加の様子(発表・ディスカッションの様子、コメントシートの内容等)【40%】 最終試験(レポート)【60%】 レポートが未提出の場合は不可とする。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
特記事項なし |
担当講師についての情報(実務経験) |
特別支援学校の教員経験や、障害者雇用のコンサルティング等を行うNPO法人でプロジェクトアドバイザーの経験を有する。 |