科目情報
科目名 障害児の言語指導概論 
クラス − 
授業の概要 言語発達と小児の言語障害について概観すると共に、障害の種別に応じた治療法についての基礎的知識の獲得をめざす。 
授業の到達目標 ・人がどのようにして言語を獲得するかについて理解できる。
・小児の言語障害の種類とその各々の臨床像について理解できる。
・各種の言語障害について、基本的な治療内容が理解できる。 
授業計画
内容
1小児の言語障害について(どのような種類があるのか) 
2小児の言語障害について(言語聴覚士と学校の連携) 
3言語・コミュニケーション発達について(誕生から初語まで) 
4言語・コミュニケーション発達について(言語期の発達) 
5知的障害児の言語・コミュニケーション発達について 
6肢体不自由児の言語・コミュニケーション発達について 
7発達障害児の言語・コミュニケーション発達について 
8構音障害について 
9聴覚障害について 
10摂食時の口腔運動機能発達について 
11摂食時の口腔運動機能発達支援について 
12拡大・代替コミュニケーション(AAC)について(ローテクノロジー) 
13拡大・代替コミュニケーション(AAC)について(ハイテクノロジー) 
14ロボット・人形を使用した言語・コミュニケーション発達支援 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 参考書 @ 岩立志津夫・小椋たみ子 2017 よくわかる言語発達 ミネルヴァ書房
    A 亀山佳明・麻生武・矢野智司 2000 野生の教育をめざして 新曜社
    B 麻生武・浜田寿美男 2003 からだとことばをつなぐもの ミネルヴァ書房
    C 岡田美智男 2017 〈弱いロボット〉の思考 わたし・身体・コミュニケーション


  
自学自習についての情報 これまでの、子ども達との様々なかかわり経験(定型発達児も含む)、自身の子ども時代の体験等を通じた、受講者自身の「ことば」や「コミュニケーション」に関する「考え」や「疑問」等の問題意識を一定もって
受講されることが望ましい。 
授業の形式 講義・演習 
アクティブラーニングに関する情報 グループディスカッションの機会を必要に応じて設ける。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 1)期末テスト(70%)
2)授業への参加度(30%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項無し 
担当講師についての情報(実務経験) 障害児療育センターで言語聴覚士として20年間務めた。また教育学部障害児教育課程の出身であることから旧養護学校(現特別支援学校)及び小学校教員免許を所持している。したがって、セラピストと学校教育との連携について現場では常に問題意識を持ってきた。また現在、障害児デイサービス施設においてもスタッフとして関わりを持っている。受講者と毎年お互いの問題意識を交流させる機会をもてることがありがたいと思ってきた。大阪河アリハビリテーション大学名誉教授。