科目情報
科目名 メディアと教育 
クラス a 
授業の概要 メディアが変容,複雑化する中で,学校教育が受ける影響や担うべき役割はどう変化するのか,教師は何を子どもたちに指導し,身につけさせるべきなのか,メディアを中心とした社会の変容と教育の関係性について検討することで,教育のあり方について考える力を養う。 
授業の到達目標 ・メディア環境の変遷について理解できる。
・メディア環境の変遷とそれに伴う学校教育のあり方の変容について理解する。
・メディアを中心とした変わり続ける周辺環境と教育について考えることを通して,教育実践のあり方について自分なりに考えることができる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション,情報化社会とSociety5.0
講義の進め方のイメージを持ち,Society5.0について知り,本講義の学修の見通しをもつ。 
2メディアとはなんだろうか
メディアとはなんなのか,歴史的な変遷や学校教育におけるメディアについて概観し,メディアという概念に対する自分なりの見解を提出する。 
3「メディア・リテラシー」とはなんだろうか
メディアの変容によって,社会で生きる人々の持つべきリテラシーの変容が生じる。このことについて,スライドを確認し,必要な調べ学習をした上で,メディア・リテラシーとは何かについて各自の見解を提出する。 
4多様化する動画メディアとマスメディア
テレビはマスメディアの象徴とされてきたが,近年では若者のテレビ視聴率は必ずしも高くない。代わりに台頭してきたものにYouTubeがある。テレビとYouTubeの違いについて検討することを通し,従来のマスメディアと近年台頭しているメディアの違いについて各自の見解を提出する。 
5メディアとしてのマンガ
日本が世界に誇るメディアの1つにマンガがある。マンガとはどのようなメディアなのか,その特徴や必要なリテラシーについてスライドを確認し,必要な調べ学習をした上で,各自の見解を提出する。 
6多様化する音声メディア
ラジオ等の音声メディアが多様化したことで人々の生活にどのような影響を与えているか,多様化する音声メディアについてスライドを確認し,必要な調べ学習をした上で,各自の見解を提出する。 
7メディアとしての生成AI
生成AIを1つのメディアとして捉えた時,これまでのメディアとは何が異なり,人々にはどのよなリテラシーが求められるのか,スライドを確認し,必要な調べ学習をした上で,各自の見解を提出する。 
8メディアとしてのGIGAスクール構想
文部科学省によって整備されたGIGAスクール構想は,学校のメディア環境をどのように変容させ,教育はどう変化することが求められているのか,スライドを確認し,必要な調べ学習をして各自の見解を提出する。 
9メディアとしての教科書
学校教育で最も多く利用されるメディアの1つが教科書である。教科書がどのようなメディアで,その構造はどうなっているのかを分析し,各自の見解を提出する。 
10複雑化するメディア環境と教育
ここまでの講義を総括し,これからの学校教育において子どもに身につけさせるべきリテラシーや必要な授業について考え,各自の見解を提出する。 
11メディアとの付き合い方学習計画1
小学生にメディアとの付き合い方学習をする計画を立て,授業計画に必要な情報を集める。 
12メディアとの付き合い方学習計画2
小学生にメディアとの付き合い方学習をする計画を立て,実際に授業実践をするために必要な教材の準備をする。 
13メディアとの付き合い方学習発表会1
小学生にメディアとの付き合い方学習について,マスメディア等従来のメディアを取り扱った事例について発表する。 
14メディアとの付き合い方学習発表会2
小学生にメディアとの付き合い方学習について,生成AI等近年台頭してきたメディアを取り扱った事例について発表する。 
15メディアと教育について
本講義を振り返り,メディアと教育の関係性について各自の見解を提出する。 
 
テキスト・参考書 特定のテキストは使用しない。必要な資料は授業ごとに配付する。
参考書
「メディアとのつきあい方」JUST SYSTEM.
https://www.justsystems.com/jp/frm/school/academy/mdtk/?m=sch2702 
自学自習についての情報 予習については適宜指示をするので,指定された事柄についてあらかじめ調べた上で授業に参加する。 
授業の形式 講義等の情報を基に,受講者が情報を収集,整理分析し考察を深める形で授業を進める。毎回情報端末(ノートパソコン)とクラウドシステム(Googleクラスルーム)を使用する。 
アクティブラーニングに関する情報 グループワーク,グループディスカッションの形をとるため,学修への参加は自身の学修のみではなく,グループのメンバーの学修成果にも関係するため,進んで学修する姿勢で授業に参加する。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席(ミニッツペーパー)40% 授業中の課題30% レポート30% 
その他(授業アンケートへのコメント含む)  
担当講師についての情報(実務経験) 担当教員は小学校での実務経験があり,メディアを活用した教育実践研究に取り組んでいる。