| 科目名 |
スポーツクラブ指導入門 |
| クラス |
− |
| 授業の概要 |
本授業科目は本学が独自に行う体育・スポーツ指導者養成プログラムのコアとなる科目である。第5回までの講義では、小学校期の運動・スポーツ指導の基礎、学校体育や学校運動部活動の現状や課題等について論じる。なお、第5回目では、京都府・京都市の教育委員会から講師を招き（隔年で交代）、授業を展開する。第6回から11回では、4つの運動種目をとりあげ、それぞれの実技能力の向上および指導方法の基礎を学ぶ。第12・13回目は、京都教育大学地域スポーツクラブ（KYO2クラブ）をフィールドとして小学生に対する指導を経験し、最後に得られた知見に基づいて研究討議・発表を行う。 |
| 授業の到達目標 |
１．発育発達期（主に小学校期）における運動指導の意義、現状と課題を理解する。
２．学校体育および学校運動部活動の現状と課題を理解する。
３．陸上、バスケットボール、サッカー、器械運動の指導実習を通じて、指導方法の基礎を理解するとともに、各自の指導力の向上に必要となる課題を見つける。 |
| 授業計画 |
| 回 |
内容 |
| 1 | 発育発達期（主に小学校期）の運動指導、指導におけるコーチングについて |
| 2 | スポーツ指導者の養成と資格認定制度（日本スポーツ協会公認スポーツ指導者資格） |
| 3 | 学校運動部活動の現状と課題 |
| 4 | 子どもたちの体力、学校体育の現状と課題 |
| 5 | 学校教員として身に付けていくべき能力 （ゲストスピーカー 京都府/京都市教育委員会） |
| 6 | スポーツ指導のための運動内容の考え方（実技） |
| 7 | 小学校体育、スポーツ指導のための実技能力と指導方法の基礎（1）バスケットボール |
| 8 | 小学校体育、スポーツ指導のための実技能力と指導方法の基礎（2）サッカー |
| 9 | 小学校体育、スポーツ指導のための実技能力と指導方法の基礎（3）器械運動 |
| 10 | 小学校体育、スポーツ指導のための実技能力と指導方法の基礎（4）陸上競技 |
| 11 | KYO2クラブ（小学生運動教室）における実地指導に向けた各種目の指導方法について |
| 12 | KYO2クラブ実地指導（１）?指導者（教員）としての心構え、活動や運動の観察について |
| 13 | KYO2クラブ実地指導（２）?指示の仕方、活動のマネジメントについて |
| 14 | 実地指導等での学びに関するグループ討議 |
| 15 | 全体での研究発表会 |
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| テキスト・参考書 |
参考書：日本スポーツ協会 Reference Book |
| 自学自習についての情報 |
・講義では、参考書等と通じて各回のテーマに関連した事前学習および事後学習をして臨むこと。
・実技および実地指導の回では、事前および事後指導、課題レポートに対するコメント等を通じて各自の課題を設定して授業に臨むこと。 |
| 授業の形式 |
講義、実習、演習を併用する。 |
| アクティブラーニングに関する情報 |
グループディスカッションを実施する． |
| 評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） |
以下の4項目で評価する：（1）講義における参加度および授業レポート：25％、（２）実技および実地指導における参加度と課題レポート：25%、（３）研究発表会における積極性、リーダーシップおよび発表内容等：25%、（４）最終レポート：25%。ただし、いずれかの項目において著しく低い評価を得た場合には、合計が60点以上であっても不可とする場合がある。 |
| その他（授業アンケートへのコメント含む） |
▽小学校教員を希望し、運動指導に関する基礎を身に付けたい学生は特に履修を勧める。授業科目の性格上、なるべく若い学年（できれば１回生）の内に履修することが望ましい。
▽第12回〜第１3回の実地指導は「京都教育大学地域スポーツクラブ（KYO2クラブ)」の小学生スポーツ教室（陸上、体操、バスケットボール、サッカー）で実施する。各教室の日程および配属等は授業で説明する。 |
| 担当講師についての情報（実務経験） |
第４・６回目、７〜１３回目を担当する講師は、京都府・市の小学校、中学校、高等学校で勤務した経験があり、子どもたちに対する運動指導の方法やつまずきの具体例など、学校現場の実際を紹介しながら授業を進めていく。 |