科目情報
科目名 日本語教育方法論 
クラス − 
授業の概要 特定の日本語学習者を想定し、ニーズ分析から授業実践までを体験するで、日本語教育の概論を学ぶ。
日本語教育に関する知識がほとんどない学生向け。 
授業の到達目標 1. 日本語教育分野の基本的な枠組みを理解する。
2. 日本語教育と国語教育の共通点・相違点について理解する。
3. 日本語教育に関する基礎的な知識と能力を身につける。
4. 対象者やニーズに合わせた日本語教育の方法を実践的に学び、教える力を身につける。 
授業計画
内容
1イントロダクション,日本語教育分野の枠組みを知る 
2国内外の多様な日本語学習者について知る 
3日本語教師という職業、なるための資格について知る 
4日本語能力の測定と試験について知る 
5日本語授業コースをデザインする 
6さまざまな教授法・言語学習観について知る 
7学習レベルと教材・教具について考える 
8学習者(非母語話者)の視点から日本語を分析する 
9ティーチャートークとやさしい日本語について考える 
10学習者との授業中のやりとりを実践する 
11授業の流れを考え、教案を書く 
12模擬授業をデザインし、準備を進める 
13模擬授業・ふり返り(1)グループ前半 
14模擬授業・ふり返り(2)グループ後半 
15これからの日本語教育について考える、全体ふり返り 
 
テキスト・参考書 【テキスト】
・森篤嗣ほか(2019)『超基礎・日本語教育』,くろしお出版 1,760円  ISBN 978-4-87424-803-4

【参考書】
・国際交流基金『日本語教授法シリーズ』(全14巻,2006-2011),ひつじ書房,各735〜1,050円.
・深澤のぞみほか(2025)『日本語を教えるための教授法入門 第2版』 2,200円.
・甲斐睦朗ほか(2024)『日本語学 2024年 6月号 特集:日本語教師の「資格」と専門性―「登録日本語教員」制度を巡って―』,明治書院 3,410円.
・アルク日本語編集部(2024)『日本語教員試験 まるわかりガイド』 2,750円. 
自学自習についての情報 ・授業前にはテキストの該当箇所を読んでおくこと。
・授業で出された課題を授業時間外に取り組むことが求められる。 
授業の形式 講師による講義、ペア(グループ)ワーク、模擬授業
(※受講学生数などによって、形式が変更となる可能性がある) 
アクティブラーニングに関する情報 授業中に行う課題や、実習として行う模擬授業の計画・実施・ふり返りなどで協働学習が求められる。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 1. 提出物や授業内課題の取り組み  50%
2. 小テスト(クイズ)       20%
3. 最終レポート          30% 
その他(授業アンケートへのコメント含む) ・外国人留学生の受講を歓迎する。
・この授業は日本語で進められるため、受講する留学生は「日本語能力試験 N2以上」あるいは「JF日本語教育スタンダート B2以上」の日本語力を有していることが望ましい。 
担当講師についての情報(実務経験) 日本国内や国外の日本語学校・専門学校・大学において、成人学生を対象とした日本語教育の実務経験が有る。