科目情報

科目名 国語学特講  クラス −  授業の概要 日本語の文法的特性について、世界のさまざまな言語も視野に入れながら学ぶ。品詞別に整理をしながら進める。現代日本語の共通語だけでなく、古典語や地域的な変異（方言）についても学ぶ。  授業の到達目標 １．日本語の特性について体系的にとらえることができるようになる。 ２．日本語について、観察し、分析することができるようになる。 ３．国語学（日本語学）の基本的な学術用語について、説明できるようになる。  授業計画 回 内容 1 オリエンテーション　世界の言語と日本語：SOV は少数派か？  2 単語と品詞：「he」＝「彼」「が」  3 名詞�@：その一般的な性格：「机」も「希望」も「入院」も名詞  4 名詞�A：名詞の文法的側面　格を中心に：「リボンを蝶々に／髪に結ぶ」  5 動詞�@：動詞らしさと動詞分類：「違う、って動詞と違かった？」  6 動詞�A：時間表現　共通語の場合：「歩く・歩いている・歩いていた・歩いた」  7 動詞�B：時間表現　古典語・方言の場合：「猫が畑を歩きよる／歩いとる」  8 形容詞�@：形容詞と形容動詞：「赤い」も「静かな」も形容詞？  9 形容詞�A：形容詞分類：「私は悲しい」が「彼は悲しがる」  10 形容詞�B：古典語・方言の場合：「あん子は寒かりよる」  11 副詞�@：副詞の範囲と分類：「品詞論のゴミ箱」と呼ばないで  12 副詞�A：オノマトペ：「風バーバー」「画面ジャミジャミ」  13 接続詞とその他の品詞：なぜ国語のテストで接続詞は抜かれるのか？  14 文の成分と単語・文節：主語と述語とそして…  15 この授業のまとめとふりかえり    テキスト・参考書 なし　配布資料を用いる  自学自習についての情報 授業中の内容に関連する用例を集め・分析する課題を課す（授業中に指示）  授業の形式 基本的に講義形式だが、参加者には積極的な発言を求める。 バズセッションやペアワークもあり。  アクティブラーニングに関する情報 バズセッション、ペアワークなどが随時課される。  評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） 授業への主体的参加状況（振り返り・タイムラインへの参加状況など）20％、 小課題またはテスト（３回実施）60％ 授業全体の振り返り（第15回の授業内で実施）20％   その他（授業アンケートへのコメント含む） BYOD（自分のノートPCを持参して参加）で行います。各自準備をしてください。 Teamsを利用します。京都教育大学のオフィス365にログインできるように準備してください。授業への参加コードは、最初の授業で連絡します。（Teamsの機能をフル活用した授業展開になります）  担当講師についての情報（実務経験） 担当者は高等学校での教育経験があります。 言語学関係の業績については、https://researchmap.jp/yakame-yoshimura-hを参照してください、