科目情報
科目名 外国史概論 
クラス − 
授業の概要 今日だれもが語るグローバル化とは、そもそもいつどのように始まったのか。この問題を考えるため、本講義では古代から20世紀までのヨーロッパ「内部」における歴史的展開と、ヨーロッパとアジア、アフリカ、アメリカなど「外部」世界との関係を概観する。 
授業の到達目標 高校世界史の延長でただ知識を集積するのではなく、現在の私たちを取り巻く世界を広い視野と長い時間軸のなかで体系的に理解することを目標とする。 
授業計画
内容
1ガイダンス:時代区分と地理区分 
2ローマの興亡 
3中世ヨーロッパ世界の形成:皇帝とキリスト教会 
4中世ヨーロッパの貴族・農村・都市 
5グローバル化の始まり:中世末〜近世初期のアジア、アフリカ、ヨーロッパ 
6国のかたち:フランスとイギリス 
7国のかたち:神聖ローマ帝国 
8辺境のヨーロッパ 
9世界システムと軍事革命 
10第二次英仏百年戦争 
11近代のグローバル化とパクス・ブリタニカ 
12近代移行期のドイツと日本 
13第一次世界大戦 
14帝国の解体 
15まとめ:古代〜現代の国のかたちとグローバル化 
 
テキスト・参考書 [参考書]金澤周作ほか編『論点西洋史学』ミネルヴァ書房(2020年);服部良久ほか編著『大学で学ぶ西洋史:古代・中世』ミネルヴァ書房(2006年);小山哲ほか編著『大学で学ぶ西洋史:近現代』ミネルヴァ書房(2011年) 
自学自習についての情報 高校世界史程度の知識を前提とする。とくにグローバル化が本格化した近世に関する部分を復習しておくことが望ましい。 
授業の形式 講義 
アクティブラーニングに関する情報 毎回の授業内容を自分の言葉で文章にまとめることが求められる(小テスト)。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 毎回の授業で行う小テストに基づいて成績を評価する。配点比率は小テスト90%、授業への参加度10%とする。期末試験は行わない。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 受講者の人数と関心によって講義の内容と日程を変更する場合がある。 
担当講師についての情報(実務経験) 特記事項なし