科目情報
科目名 社会科教育演習IA 
クラス d 
授業の概要  今日の教員は学び続けることが要請されている。本科目では、文献を探す方法、高度な内容の文献を読む方法、プレゼンテーションの仕方など、自ら学ぶために必要となる事柄を説明し、また様々な政治的問題や思想的主題について解説したうえで、それについて討論を行う。併せて、卒業論文の指導を行う。 
授業の到達目標 1.高度な内容の本の読解力、プレゼンテーション能力、討議能力を身に付けることができる。
2.小学校、中学校、高等学校での政治に関する教育を行うために必要な、現代の政治の諸問題の知識を修得することができる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション 〜 文献の探し方、読み方 
2各自の研究内容の報告とそれに対する質疑応答 
3解説と討議 〜 日本国憲法の二大原理 
4解説と討議 〜 現在の国際秩序における戦争の位置づけ 
5解説と討議 〜 戦争の理論について 
6文献購読と質疑応答(1) 〜 ウォルツァー『正しい戦争と不正な戦争』第一部 戦争の道徳的リアリティ 
7文献購読と質疑応答(2) 〜 ウォルツァー『正しい戦争と不正な戦争』第二部 侵略の理論 
8文献購読と質疑応答(3) 〜 ウォルツァー『正しい戦争と不正な戦争』第三部 戦争慣例 
9中間的考察と討議 
10文献購読と質疑応答(4) 〜 ウォルツァー『正しい戦争と不正な戦争』第四部 戦争のジレンマ 
11文献購読と質疑応答(5) 〜 ウォルツァー『正しい戦争と不正な戦争』第五部 責任の問題 
12文献購読と質疑応答(6) 〜 ウォルツァー『正しい戦争と不正な戦争』あとがき 非暴力と戦争の理論 
13各自の考察の報告 
14最終討議 
15卒業論文の方向性の報告 
 
テキスト・参考書 マイケル・ウォルツァー『正しい戦争と不正な戦争』風行社 
自学自習についての情報 毎回、前回の内容を振り返り、疑問点などをまとめて授業に臨むこと。購読の際、担当の箇所を精読し、プレゼンテーションのためのレジュメを作成すること。自身の研究の方向性を考えること。 
授業の形式 演習形式。 
アクティブラーニングに関する情報 グループ・ディスカッション、プレゼンテーションを行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 1.授業への参加態度(50%)
2.授業中の報告(50%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 前年度授業アンケートの結果、自由討議の時間を増やす。 
担当講師についての情報(実務経験) 免許更新講習講師、高校生への授業提供、京都市教育委員会夏季研修講師の経験がある。