科目情報
科目名 危機管理のための事例演習 
クラス − 
授業の概要 学級経営や生徒指導、その他学校生活の様々な場面において生じる事象を危機管理の視点から捉え、適切な対処の方法等を考察し、事例検討やロールプレイ等を通して実践力につなげる。 
授業の到達目標 ・学級経営や生徒指導、その他様々な場面において生じる事象を危機管理の視点から捉えられる
・「危機を生まない、危機を回避する、危機に対応する」実践について考察できる 
授業計画
内容
1オリエンテーション(授業の進め方・評価について) 学校における危機とは 
2危機を招かないコミュニケーションのあり方 
3危機を招かない事故対応のあり方 具体的事例を通して考える 
4危機を招かない生徒間トラブルに対する対応のあり方 
5危機を招かない問題行動に対する対応のあり方  具体的事例について考える 
6危機を招かない保護者対応のあり方 虐待事例について考える 
7危機を招かない連携・協働のあり方  
8校則と生徒指導 危機管理の観点から 
9外部講師講演:少年サポートセンター(京都府警) 
10少年非行と危機管理 
11教師のメンタルヘルス 
12いじめ防止対策推進法といじめ重大事態の具体 
13いじめ事案に対する具体的対処についての事例研究  
14事件,事故,災害時の危機介入のあり方 
15まとめ これまでの学びの省察 
 
テキスト・参考書 [参考書]文部科学省 生徒指導提要(最新版)、文部科学省の諸指針、関連法規等 
自学自習についての情報 ・適宜、関連する文献等を紹介する
・次時のテーマや内容について、事前に、関連する情報の収集や考察を行っておくことで、グループワーク時にそれらを活用し、相互交流しながら「思考⇒判断⇒表現」のプロセスを体現できるようにすること 
授業の形式 関連テーマについて,グループワークやディスカッションが演習の中心となる。事例検討などを通して体験的に学び,相互に対話を深めながら新たな気づきを得ていく。 
アクティブラーニングに関する情報 授業受講者で構成される集団が同一校の教員集団であるとの仮定により、さまざまな課題に如何に対応し解決を図るのか、協働的に問題解決学習に取り組んでいく。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 演習への積極的・主体的な参加:20%
各回の振り返り:65%
最終レポート:15%

【評価の観点】
・初任期コース:危機を予防し危機に対応するための基本的な知識を身に着けたうえで、実際の危機管理対応の事例から理解を深めることができているか。
・中核リーダーコース:平常時および危機対応時の中核的な役割を担うために必要な知識と態度を身に着けているか。また、事例から今後の危機管理のあり方について深く考察できているか。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項無し 
担当講師についての情報(実務経験) 網谷はスクールカウンセラーとして、生徒指導・教育相談上の諸課題への対応や災害後の支援等の経験あり。学校管理職として危機対応の経験のある教員とTTで演習を行う。