科目情報
科目名 中等社会科教育I 
クラス − 
授業の概要 本授業では,社会科授業を開発・実践・省察するための総合的な力を身につけることをねらいとする。この総合的な力とは,到達目標に示す以下4つの資質・能力を指す。
下記の目標に向かって,学習指導要領における社会科の目標と内容構成,7つの社会科の授業構成に関する理論と方法,学習指導案の作成,授業実践の方法について学んでいく。
社会科教育の研究成果や教員としての実務経験を活かし,学生が理論と実践を往還できる社会科教師へ成長できるよう支援する。 
授業の到達目標 (1)学習指導要領ではどのような社会科授業実践が求められているか理解できる。
(2)社会科教育学ではどのような社会科授業実践が求められているか理解できる。
(3)指導案の作成方法を理解し,(1)(2)の知識を活用しながら,社会科の指導案が作成できる。
(4)指導案の計画と子どもの反応を基に,模擬授業が展開できる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション:「なぜ,社会科教育学を学ばないといけないの?」 
2学習指導要領における社会(公民)科の位置づけ:「なぜ,学校に社会(公民)科が必要なの?」 
3学習指導要領における社会(公民)科の目標・内容・方法:「社会(公民)科で,どんな人をいかに育てるの?」 
4社会科教育学における社会(公民)科の理念・役割・本質:「なぜ,学校に社会(公民)科が必要なの?」 
5問題解決型社会(公民)科の目標・内容・方法:「問題解決型社会(公民)科では,どんな人をいかに育てるの?」 
6理解主義型社会(公民)科の目標・内容・方法:「理解主義型社会(公民)科では,どんな人をいかに育てるの?」 
7説明主義型社会(公民)科の目標・内容・方法:「説明主義型社会(公民)科では,どんな人をいかに育てるの?」 
8意思決定型社会(公民)科の目標・内容・方法:「意思決定型社会(公民)科では,どんな人をいかに育てるの?」 
9合意形成型社会(公民)科の目標・内容・方法:「合意形成型社会(公民)科では,どんな人をいかに育てるの?」 
10社会参加型社会(公民)科の目標・内容・方法:「社会参加型社会(公民)科では,どんな人をいかに育てるの?」 
11認識的不正義の是正をめざす社会(公民)科の目標・内容・方法:「認識的不正義の是正をめざす社会(公民)科では,どんな人をいかに育てるの?」 
12学習指導案の分析:「社会(公民)科の指導案はどんな構造になっているの?」」 
13学習指導案の作成:「これまでの学びを活用し,指導案を作成しよう」 
14模擬授業@:「作成した指導案を基に模擬授業を実施しよう」 
15模擬授業A:「実施した模擬授業を踏まえて,授業や指導案を改善してみよう」 
 
テキスト・参考書 テキスト:文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編』
     文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 公民編』     
参考書:社会認識教育学会編『新社会科教育学ハンドブック』(明治図書)
    全国社会教育学会編『新社会科授業づくりハンドブック』(明治図書) 
自学自習についての情報 (1)教材研究が充実するように,常にニュース等からの資料・情報収集を行っておくこと。
(2)講義での学びが充実するように,講義後に学習内容を自分の言葉で説明する活動を行っておくこと。  
授業の形式 講義・グループワーク・模擬授業 
アクティブラーニングに関する情報 毎時間,学習内容を整理したり,扱った授業理論の特質や課題に関する理解を深めたりするためのグループワークを行う。また指導案の作成(第12回,第13回),模擬授業の実施(第14回,第15回)では,教師役及び生徒役の役割演技を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) (1)第1〜3回までの小レポート(第4回終了後に提出)「指導要領ではどんな社会科授業実践が求められているか?」(25%)
  (論理性を中心に評価)
(2)第4〜11回までの小レポート(第12回終了後に提出)「7つの授業の違いを説明しよう」(25%)
  (論理性を中心に評価)
(3)第12・13回の学習指導案(第15回終了後に提出)(25%)
  (指導案の構成・論理性を評価)
(4)第14・15回の模擬授業(25%)
  (指導案を実際の授業に移す過程を評価) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項無し 
担当講師についての情報(実務経験) 担当者は公立中学校及び附属中学校で指導した経験を持っている。また,学生の授業力や授業に対する考えの向上・変容をめざした講義を実施してきた経験もある。こうした経験を活かし,大学卒業後にすぐに教員として採用されたとしても,自立的に授業をつくり改善できる学生の資質の向上を図りたい。