科目情報
科目名 社会学概論 
クラス − 
授業の概要 授業のねらいは、社会学の基本的な理論や概念を学び、(1)社会学的な「想像力」を身につけること、(2)近代社会の特徴を理解することを通じ、(3)現在生じているさまざまな社会現象を社会学的視点から解明する点にあります。「常識」を疑うことを身上とする社会学的思考のおもしろさと、この学問が扱う研究対象の幅広さを理解し、グローバル化が進む現代社会における問題の広がりと奥行きについて議論します。 
授業の到達目標 「あたりまえ」と思っている日常の生活に疑いを抱くことから、自己を取り巻く社会を理解し、社会経験の基本的な要素のなかにある超時代性に迫りながら、社会学的な視点が、現代社会のなかの学校および学校教育をいかにとらえることができるのか、受講者とのディスカッションを通して議論を深める基盤を獲得することが目標です。 
授業計画
内容
1イントロダクション
 『映像の世紀』を見て考える 欲望が噴出した1920年代のアメリカを中心として世界の動きについて考える 
2社会学とはどういう研究分野なのか@ 社会学的なものの見方−ものごとはみかけどおりでない−  
3社会学とはどういう研究分野なのかA シカゴ学派の成立は発展の原動力 
合理性の非合理的な基礎になにが社会をまとめているのか 『大衆の反逆』(大衆社会論) 
4社会学とはどういう研究領域なのかB 近代資本主義の誕生
 意図せざる結果,プロテスタンティズム,資本主義,複雑な因果連関,悪魔のグローバリズム 
5社会学とはどういう研究領域なのかC 社会的事実としての「自殺」合理性の非合理的基礎 
 社会的方法の規準,デュルケームが問題とした時代状況,社会に固有の自殺率,実在的な力としての社会,  
 自殺の4類型,文明のあがなうべき代償  
6社会学とはどういう研究領域なのかD 近代化における個人化への不安,「暴力の風景」を見て考える 
7現代社会に特徴的な問題について考えてみる@ 
 「人間関係」の要としての「偽装」 ドラマツルギー(ドラマ的な方法)という社会学的研究法 『役割距離』 
8現代社会に特徴的な問題について考えてみるA 
 専業主婦の誕生,社会とともに変化する子ども像,家族の個人化 
9現代社会に特徴的な問題について考えてみるB 
 ALWAYS三丁目の夕日,子どもの誕生,社会的オヤコ,平凡教育と非凡教育,地域コミュニティ
 女性の働き方と男性の役割 
10現代社会に特徴的な問題について考えてみるC
 セカンドシフト,『おひとりさま』が安心して暮らせる社会を目指して  
11現代社会に特徴的な問題について考えてみるD
 新しい働き方 ベーシック・インカム ワークシェアとワークライフバランス 
12監視とセキュリティ
 日常生活における「監視」の場面,「見張り」から「見守り」へ,自由の再定義 
13空間管理社会−監視と「自由」の関係から自由はどのように擁護されるべきか−@権力論           
 規律訓練型権力,パノプティコン,監獄の誕生,管理型権力,禁止から自由へ,事後から未然へ 
14空間管理社会−監視と「自由」の関係から自由はどのように擁護されるべきか−A空間論
 自由な空間,空間の自由,テーマパーク化する社会,都市空間の現在,privatization,gated Community 
15“監視社会”はもう始まっている?─防犯カメラ・スマホ・AIの境界線 
 
テキスト・参考書 テキストの指定はありません。
必要な参考文献や関連資料等は、授業中に適宜紹介します。
ここでは、ランドル・コリンズ著『脱学校の社会』(現代社会科学叢書) をお勧めします。  
自学自習についての情報 授業中に配布する演習課題(ワークシート)の作成に取り組みながら自学自習を進めます。 
授業の形式 講義形式 
アクティブラーニングに関する情報 適宜、受講者のあいだでの意見交換や、意見をミニレポート用紙に書くとことを行いながら授業内容の理解を深めます。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 定期試験(50%) 演習課題の作成(40%) 授業への参加度(10%)により評価します。
演習課題(ワークシート)は、授業の内容を振り返りながら理解を着実にするため、進度に合わせて教室で配布します。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項なし 
担当講師についての情報(実務経験) 特記事項なし